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東京新聞:<ひと物語>「自分のルーツ」織り交ぜ 在日3世のライター・金村詩恩さん:埼玉(TOKYO Web)
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東京新聞:<ひと物語>「自分のルーツ」織り交ぜ 在日3世のライター・金村詩恩さん:埼玉(TOKYO Web)
埼玉育ちの在日三世。好物はチャンジャ。韓国語は苦手。ブログやウェブマガジンで発信を続ける県内在住... 埼玉育ちの在日三世。好物はチャンジャ。韓国語は苦手。ブログやウェブマガジンで発信を続ける県内在住のライター金村詩恩さん(27)は、そんな自分を「日本国籍の韓国人」と表現する。 常に持ち歩くノートに気になったことを書き留め、自身のルーツを織り交ぜながら政治や社会を切り取ってきた。例えば、国会で入管難民法改正案が審議されていた昨年十一月のブログには、こうつづっている。 「日本にも移民がやってきた」と語るひとたちを横目に、「昔からこの国には『安価な労働力』だった移民がいたんだよな」と「安価な労働力」の子孫である私がひとりごちる。そのひとりごとは真新しい「移民」ということばでかき消されてしまう。まるで、そんなことは今までの日本ではなかったと言いたいように。