鶴見済(つるみ・わたる) 1964年、東京生まれ。東京大学文学部社会学科卒。複数の会社勤務を経て、90年代はじめにフリーライターに。93年『完全自殺マニュアル』は社会現象となり、累計で120万部超。その他の著書に『0円で生きる』『人格改造マニュアル』『檻のなかのダンス』など。つながりづくりの場「不適応者の居場所」を主宰。 ブログ 公式ツイッター 人間は醜いから、離れてつながる ――新刊『人間関係を半分降りる 気楽なつながりの作り方』では「人間には醜い面があるから、少し離れてつながろう」と提案しています。 これまで生きてきた中で一番悩んだのはなんだっただろう? と振り返ってみると、自分は人間関係のことでした。特に大変だったのが高校生の頃と会社に入ったばかりの頃。高校生の時は、関係が固定化されていて狭い場所に人が密集する学校空間で、対人恐怖症(社交不安症)というか、人の目を気にし過ぎてしまう視