「白ワインはよく冷やして、赤ワインは常温で」よく聞いたことがあるのではないでしょうか。 実際、グラスに注いだ時のワインの温度は、最終的な味わいや印象を大きく変える最大の要素と言えます。 そこで今回は、ワインを美味しく飲むために必ず知っておきたいワインの適温と冷やし方をお伝えしたいと思います。 赤ワインは「常温で飲むもの」と言われることがありますが、これは夏でも20℃前後と過ごしやすいヨーロッパでの話。日本はヨーロッパと比べると高温多湿なため、赤ワインを常温で飲んでしまうと、味わいがぼやけ重く感じてしまうことがあります。 一方で、赤ワインは渋みや苦味の素となるタンニンを多く含んでいるため、冷やし過ぎると渋みが強調され苦味を感じやすくなってしまいます。 赤ワインを冷やすときは、赤ワインのタイプに合わせて適切な温度に調整することが大切です。 タンニンの少ない若い赤ワインやライトボディ(軽口)の赤