ブックマーク / www.kyoto-u.ac.jp (4)

  • 大地震発生直前に観察される電離層異常発生の物理メカニズムを発見―地殻破壊時に粘土質内の水が超臨界状態となることが鍵―

    梅野健 情報学研究科教授、水野彰 同研究員、高明慧 同専門業務職員(研究当時)らの研究グループは、大地震発生直前に観察される電磁気学的異常を地殻破壊時の粘土質内の水が超臨界状態であることにより説明する物理メカニズムを発見しました。今まで、2011年東北沖地震、2016年熊地震などの大地震発生直前に震源付近の電離層上空に異常が観測されたことが報告されていましたが、なぜ大地震発生直前の電離層に異常が生じるかを明確に説明する物理モデルの報告はなく、幾つかの仮説が提唱されているのみでした。 研究グループは、プレート境界面には、すべりやすいスメクタイトなどの粘土質が存在し、その粘土質の中にある水が地震発生前の高温高圧下で超臨界状態となり、電気的な性質が通常の水と異なり絶縁性となり、電気的特性が急に変化することで電磁気学的異常が生成することを初めて提案し、電離層への影響を大気の静電容量によりモデル

    大地震発生直前に観察される電離層異常発生の物理メカニズムを発見―地殻破壊時に粘土質内の水が超臨界状態となることが鍵―
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    fraction 2024/04/20
    azzr 氏、ここから辿れる「詳しい研究内容について」によれば地下の電荷を遮蔽するが片端は大地なので誘導分布が生じ、それが電離層に影響すると言うモデルに見える。(図見ただけでコメ)ただ元は中性だったわけで...
  • 日本で草地が10万年以上維持されてきたことを実証 -近年の草地の激減は地質学的時間スケールで大きな出来事-

    井鷺裕司 農学研究科 教授、山浦悠一 森林研究・整備機構森林総合研究所 主任研究員、永野惇 龍谷大学 准教授、中村太士 北海道大学 教授らは、北海道立総合研究機構森林研究部、農研機構西日農業研究センター、京都府立大学、オーストラリア国立大学と共同で、過去10万年間にわたる日の草地の歴史を植物の遺伝子解析により推測しました。 センブリ、カワラナデシコ、オミナエシ、ワレモコウは数十年前まで、日のどこでも身近に見られた草地性植物でした。研究グループは全国各地に残された草地を訪問してこれらの種の葉を収集し、次世代シーケンサーを用いた遺伝子解析を行いました。その結果、これらの種は過去10万年間にわたって、個体数を数百年前の0.5から2.0倍の範囲で維持してきたことが明らかになりました。結果は、最近100年間に起きた草地と草地性生物の国内での激減は、千年から万年を単位とする地質学的な時間ス

    日本で草地が10万年以上維持されてきたことを実証 -近年の草地の激減は地質学的時間スケールで大きな出来事-
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    fraction 2019/06/06
    人間が自然にちょっかいだせるようになったのはこの数千年でしょ。その前から連綿として続いていたなら山火事、あるいは度重なる氾濫とかのせいでしょ。素人目には治水のせいかなあ。
  • つる草はハダニがいる植物には巻き付かないことを発見 -歩行性害虫の「接触感染」を避ける術-

    矢野修一 農学研究科 助教、中井友也 農学部生(研究当時)は、ヤブガラシというつる草が、ハダニによる加害を防ぐため、ハダニのいる植物には巻きつかないことを世界で初めて発見しました。 自重を支えるために周りの他植物に巻き付くつる草は、他植物と触れる際に想定される災害に備えるべきです。ナミハダニという歩行性の害虫がいる植物につる草が巻きつくと、ハダニがつるを歩いてなだれ込み激しく加害されます。 研究グループは、アサガオのつるとヤブガラシという雑草の巻きひげが、ハダニがいる植物を避けるかどうかを調べるため、コマ落とし撮影でつる草が動く方向を見極めて、その予測進路にハダニがいるマメ株、またはいないマメ株を置いて巻きつく割合を比べました。アサガオはどちらにも巻き付きましたが、ヤブガラシの巻きひげはハダニがいるマメ株に触れると巻き付かずに離れました。つまり、ヤブガラシがハダニのいる植物に巻きつくこと

    つる草はハダニがいる植物には巻き付かないことを発見 -歩行性害虫の「接触感染」を避ける術-
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    fraction 2019/05/09
    ヤブガラシ凶悪すぎる。花はサンゴみたいで好きだけど
  • 日本人の表情がエクマンの理論とは異なることを実証 -世界で初めて日本人の基本6感情の表情を報告-

    佐藤弥 こころの未来研究センター特定准教授らの研究グループは、日人65人を対象として、表情の表出を調べ、日人の表情が心理学研究において著名なエクマン博士の理論とは異なることを実証しました。 表情は感情を表すメディアで、人のコミュニケーションに不可欠です。エクマンは、感情を表す普遍的な表情があるという理論を提案しました。理論は、観察や直感に基づいていましたが、基感情の表情表出を実証的に調べた先行研究は、この理論を部分的にしか支持していませんでした。さらに、そうした研究は今まで、西洋文化圏でしか実施されていませんでした。 研究では、被験者は基6感情(怒り・嫌悪・恐怖・喜び・悲しみ・驚き)のシナリオに基づいて表情を表出しました。その結果、写真条件ではターゲットの感情が明確に表出されましたが、シナリオ条件では幸福と驚きの条件でしかターゲット感情ははっきりと表出されませんでした。さらに、写

    日本人の表情がエクマンの理論とは異なることを実証 -世界で初めて日本人の基本6感情の表情を報告-
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    fraction 2019/02/14
    恐怖がどっちも恐怖と認識できなかった......あとはどっちもそれらしいとは思ったが
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