最近、「ケータイゲームにお金をつぎ込む人ってどういう人?」と質問されることが増えた。 掘り下げてみると、「ギャンブルにお金をつぎ込む気持ちがわからない」という疑問と似ているようだ。もちろん、ギャンブル性が含まれる場合もある。しかし、最近は「課金分だけ見返りがある」のが特徴だ。 技を磨くことで、目標に近づけるのがこれまでのゲームだった。それに対し、お金を払って有利になれるアイテムを手に入れることで、「(楽して)達成できる」「ライバルよりも先んじることができる」感が、ユーザを課金に向かわせる。 その姿、ゴルフやカメラを趣味にする人が、道具に投資してしまう姿にとても近く見えるのである。(博報堂DYMPメディア環境研究所 森永真弓)