Mac OS Xのコア技術を用いたRuby実装「MacRuby」の開発チームは、5カ月ぶりのバージョンアップとなる最新版「MacRuby 0.7」をリリースした。同プロジェクトのWebサイトより入手できる。対応OSはMac OS X 10.6。Cocoa対応、並列実行と性能、Rubyとの互換性などが強化されている。 Cocoa対応については、前バージョンで加わったCocoaレイヤーを強化し、Object C/Cのコードを呼び出すAPIにRubyProcオブジェクトをパスできるようになったほか、サンドボックス機能が強化され、ランタイムのメモリ/ディスク容量が小さくなっている。性能面では、各スレッドのキャッシュを利用するようディスパッチャーを書き直すことで、効率性を改善。MacRubyカーネルやベーシックインタープリタも強化され、全体の安定性が増した。Ruby互換性の面では、今バージョンでは初