ブックマーク / www.cnn.co.jp (5)

  • ドイツの天才贋作師、美術界をだまして億万長者に

    スイスにある自らのスタジオで取材に応じたW・ベルトラッキ氏とのヘレン氏/Vera Hartmann/13 Photo/Redux ドイツのベルトラッキ夫は、数十年にわたって贋作(がんさく)を描き、証拠を改ざんし、念入りに証拠を隠ぺいしてきたが、たった一つの不注意な行動により、彼らの偽造が明るみに出た。 夫のウォルフガング・ベルトラッキ氏は、絵画の偽造用の白色の絵の具に使用する亜鉛を切らしたため、代用品としてオランダのメーカーから亜鉛顔料を購入した。しかし、そのメーカーはその顔料にチタンが含まれていることを開示していなかった。 翌年、ウォルフガング氏が描いた贋作のひとつがオークションにかけられ、280万ユーロ(現在のレートで約4億円)という記録的な高額で落札された。「Red Picture with Horses」と題されたこの絵は、表現派の画家ハインリヒ・カンペンドンクの作品とされてい

    ドイツの天才贋作師、美術界をだまして億万長者に
  • 古代ローマの「地獄の門」、動物が死ぬ謎を解明

    (CNN) 2000年前の観光者がこぞって訪れたヒエラポリスの神殿。ギリシャ・ローマ様式の神殿の下にある洞窟はかつて地下世界への入り口とされ、人々は鳥や雄牛などの動物が死んでいくのを畏敬の念とともに眺めた。この「地獄の門」の謎が解けたと研究者のチームがこのほど発表した。 現代のトルコに位置するこの洞窟は、冥界の神プルートにちなんで「プルトニウム」と名付けられた。「死の息」を吐き出しており、一帯に近づいた場合、いけにえの動物を先導する聖職者以外のあらゆるものが死ぬと考えられていた。 しかしハーディー・プファンツ氏ら火山学者で構成される研究チームはこのほど学術誌「アーキオロジカル・アンド・アンソロポロジカル・サイエンシズ」で、現場の奥深くにある地表の亀裂から高濃度の二酸化炭素(CO2)が放出されており、死に至る場合もあるとの論文を発表。携帯式のガス分析装置を使用し、CO2濃度が洞窟の入り口では

    古代ローマの「地獄の門」、動物が死ぬ謎を解明
  • 病菌が操る「ゾンビゼミ」、腹部脱落したまま飛行 交尾で感染拡大

    (CNN) 病菌に感染して心と体を操られ、「ゾンビ」と化して仲間の間で感染を拡大させるセミの集団が見つかったとして、米ウェストバージニア大学の研究チームが学会誌に調査結果を発表した。 同大学の発表によると、セミに感染する病菌の「マッソスポラ」は、幻覚作用のあるマジックマッシュルームと同じ成分をもち、宿主に感染すると「B級ホラー映画」のような症状を引き起こす。 セミに感染したマッソスポラ菌は、まずセミの生殖器と尾部、腹部をい落とし、菌の胞子と入れ替える。胞子に入れ替えられた腹部は、徐々に「消しゴムのように摩耗していく」という。 感染したセミは6月にウェストバージニア州で見つかった。マッソスポラ菌に感染したセミの集団が発見されたのは、これで3度目だった。 感染したセミは、体のほぼ3分の1がマッソスポラ菌の胞子に入れ替えられているにもかかわらず、そのまま動き続ける。これには宿主を殺すのではなく

    病菌が操る「ゾンビゼミ」、腹部脱落したまま飛行 交尾で感染拡大
  • チリ地震、死者6人に 建築基準の徹底で被害を抑制

    (CNN) 南米チリ沖で1日夜に起きたマグニチュード(M)8.2の地震で、2日までに6人の死亡が確認された。地震の影響で地滑りや停電、津波などの被害が発生している。 当局によると、6人のうち2人はがれきなどの下敷きになって死亡。残る4人の直接の死因は心臓発作だという。避難した人は92万8000人に上った。 米地質調査所(USGS)の専門家は、「同地は地震活動が活発な地域にあり、米カリフォルニア州と同様の建築基準が徹底されていた。そのために、これほど大きな地震だったにもかかわらず建物の被害が少なくて済み、多くの死傷者を出さずに済んだと思われる」と指摘する。 震源に近い北部の港湾都市イキケ周辺では、住宅など2500棟以上に深刻な構造的被害が出た。地元当局者は、政府の補助金で建てられた質の高くない住宅が被害に遭ったと話している。 2日に現地を視察したバチェレ大統領は当局の対応を評価し、「我々が力

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  • 建築のノーベル賞「プリツカー賞」に坂茂さん、被災地で紙の住宅

    (CNN) 建築家にとって世界最高の栄誉とされる米プリツカー賞の2014年の受賞者に、坂茂(ばん・しげる)さんが選ばれた。日人の受賞は昨年の伊東豊雄さんに続く2年連続となる。 坂さんは20年以上にわたり、紙や段ボールといったシンプルな素材を使って自然災害の被災者のための仮設住宅などの建築を手がけてきた。 1995年の阪神大震災では、ビール用ケースに土嚢(どのう)を詰めてベトナム難民のための仮設住宅を建設。2011年の東日大震災では運送用コンテナから住宅を作り出した。昨年はニュージーランドのクライストチャーチに紙管を使った大聖堂を完成させた。 ハイチからルワンダ、中国に至るまで、坂さんが手がける低コスト素材の建築は、被災者にとって生活再建のシンボルになっている。 同賞を主宰するハイアット財団のトム・プリツカー会長は坂さんについて、「20年以上にわたり、自然災害によって引き起こされた過酷な

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