2021年、『人間とマシンのチーム:私たちの世界に革命をもたらす人間と人工知能のシナジーをいかに生み出すか』(未邦訳)と題する英語の本が刊行された。著者はY・S准将というペンネームだが、イスラエルのエリートの諜報機関、8200部隊を率いる人物であることが確認されている。 著書で彼は、戦火のなかで軍事攻撃の「標的」を何千という規模でマークするため、大量のデータをすばやく処理する特別なマシンの開発を提唱した。そのようなテクノロジーがあれば、「新たな標的の割り出しと、それを承認する意思決定の両方における人間のボトルネック」を解消できるだろうと、彼は書いている。 そのようなマシンは、実際に存在すると判明している。イスラエルとパレスチナ合同の独立系メディア「+972マガジン」とイスラエルの独立系ニュースメデイア「ローカル・コール」の調査によって、イスラエル軍が「ラベンダー」という人工知能をベースにし
次世代エネルギーとして期待される核融合発電の実用化が現実味を帯びてきた。核融合は「地上に太陽をつくる研究」と呼ばれ、太陽が膨大なエネルギーを生み出す現象を再現し、発電などに活用する。実現すれば燃料1グラムから石油8トンに相当するエネルギーを得られるが、可能性が見通せず「永遠に30年後の技術」ともやゆされてきた。近年は研究開発が進展し、ベンチャー企業による野心的な目標の表明が相次ぐ。脱炭素化やエネルギー源の確保に資するとされ、日本もビジネスの創出に向けた動きが加速している。 (時事通信経済部 松田靖子) 核融合反応のイメージ【時事通信社】 資源は豊富、脱炭素化も 核融合は、水素の仲間である重水素と三重水素の原子核を結合させる反応が一般的。原子核同士がぶつかり合ってヘリウムに変わる際に、はじき出された余剰の中性子からエネルギーを集めて電気を起こす。重水素は海水中に含まれ資源の枯渇の懸念がないた
Googleは2024年5月2日(米国時間)、パスワードに代わる認証方式「パスキー」のアップデートとクロスアカウント保護機能プログラムの拡大を発表した。 Googleによると、2022年5月5日の世界パスワードデーにパスキーを発表して以来、4億を超えるGoogleアカウントで、10億回以上のユーザー認証にパスキーが使用されてきたという。 「パスキーは使いやすく、フィッシングに強く、指紋、顔スキャン、PINのみで認証できるため、パスワードよりも50%高速だ。現在のGoogleアカウント認証には、パスキーが日常的に使用されている。利用数は、SMSワンタイムパスワード(OTP)やアプリケーションベースのOTP(「Google Authenticator」など)といった従来の2SV(2段階認証)の合計よりも多い」とGoogleは述べている。 Googleの発表内容は以下の通り。 クロスアカウント保
敵に回しちゃダメなやつだ。人型ロボ、カンフーを披露2024.05.25 18:00236,787 岡本玄介 敵に回しちゃダメなロボだ。 パルクールや忍者アクロバットが得意だった、Boston Dynamics(ボストン・ダイナミクス)社の二足歩行ロボット「Atlas(アトラス)」。引退直後に電動になった2代目が発表されましたよね。 あまりのモデルチェンジっぷりでまったくの別ロボになっていましたが…中国のUnitreeが、既視感のある人型ロボ「G1」をお披露目しました。 アトラス君のライバル出現か? 寝ている状態からの雑技団的な起立は、「アトラス」への挑戦でしょうか? Video: Unitree Robotics/YouTube腰から上が回転する感じも「アトラス」っぽいですし、人間が蹴ったり押したりして歩行の邪魔をするテストも、見覚えのある光景です。 まるで少林マスターしかし「G1」は棒術
クレジットカードの暗証番号やスマートフォンのパスコード、PCのロック解除コードなど「4桁の暗証番号」を使う機会は日常にあふれています。いずれも他人から推測されにくい4桁の数字を使うべきものですが、自分が覚えやすかったり、入力しやすかったりする数字を使ってしまうという人も多いはず。イギリスのデータサイエンティストであるニック・ベリー氏が2012年に書いた「4桁の暗証番号でよく使われている数字をまとめたブログ」は、2024年になってもなお通じる興味深い内容となっています。 PIN number analysis http://www.datagenetics.com/blog/september32012/index.html 「0~9」の数字を組み合わせて作られる4桁の暗証番号は全部で1万通りであり、すべての人々がランダムに数字を選んでいる場合、ランダムな数字を入力してロックを解除できる可能
ニューデリーの有名な鉄柱。国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産「クトゥブ・ミナールとその建造物群」の敷地内にある/Allen Brown/Alamy Stock Photo (CNN) 鉄の構造物が、風雨にさらされながら1600年もの間さびることなくそびえ立つことは可能なのだろうか。建造当時の技術不足を考えると、あり得ないことのように思える。 だが、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産に登録されている「デリーのクトゥブ・ミナールとその建造物群」(インド・ニューデリー南郊のメヘラウリー地区に位置する13世紀初頭に建てられた歴史的記念碑と建造物の複合建築群)の敷地内には、まさにこの謎を証明するような不思議な建造物がある。 クッワト・アルイスラム・モスクの中庭に入るとすぐに、上部に装飾が施された高さ7.2メートル、重さ6トンの鉄柱が目に入る。 注目すべき点は、この鉄柱はニューデリーの
Appleの落とし物トラッカーである「AirTag」が登場して以来、同デバイスを使ったストーカー行為がたびたび報告されています。これを受け、AppleとGoogleが「迷惑位置情報トラッカーの検出」という標準規格を発表しました。これにより、未知のBluetoothデバイスがユーザーを追跡していることが検出された場合、ユーザーに警告することが可能となります。 Apple and Google deliver support for unwanted tracking alerts in iOS and Android - Apple https://www.apple.com/newsroom/2024/05/apple-and-google-deliver-support-for-unwanted-tracking-alerts-in-ios-and-android/ Google Onl
バッテリー残量は多くのスマートフォンユーザーの悩みの種で、電力の消耗が激しいとバッテリーの寿命にも直結するので、なるべく省エネで使っていきたいところです。IT系ニュースサイトの9to5Googleが、Androidスマートフォンのバッテリーを長持ちさせる設定や使い方をまとめました。 Improve Pixel battery life: Tips to boost phone longevity [Video] https://9to5google.com/2024/05/09/improve-pixel-battery/ ・目次 ◆バッテリーの基礎知識 ◆明るさの自動調節の無効化 ◆モノトーンの壁紙を採用する ◆スムーズディスプレイをオフにする(オプション) ◆画面消灯までの時間を短縮 ◆ロック画面の設定 ◆アプリの権限を監視する ◆バックグラウンドで電力を消耗しているアプリを見つける
米OpenAIは5月13日(米国時間)、生成AI「GPT」の新たなモデル「GPT-4o」を発表した。テキストはもちろん、音声や画像、映像での入力、音声での応答に対応し、アプリ版の「ChatGPT」ではユーザーと自然に対話できるようになった。開発者向けにAPIとして提供する他、同日からChatGPT内で利用できるように展開を始める。 GPT-4oは無料ユーザーでも利用可能になる。ChatGPTでは従来、無料ユーザーが使えるモデルは「GPT-3.5」までで、「GPT-4」を利用するには課金する必要があった。ただし、有料のChatGPT Plusユーザーは時間当たりのメッセージやり取り可能回数が無料ユーザーに比べて5倍に緩和される。企業向けのTeamやEnterpriseユーザーはさらに制限が緩和されるとしている。 同社は発表会のライブデモで、GPT-4oを搭載したiOS版ChatGPTと対話す
じょん @deadjhon 水素の粉末!? 12g…6mol…気体で130リットル 液体にするだけでもものすごい圧力と低温が必要 粉末は固体だから更に…(;´д`) ドライアイスを考えてみればわかると思う twitter.com/CatCatalyst122… 2016-02-22 17:06:26
1992年2月20日。福岡・飯塚市で登校中の2女児が行方不明となり、翌日、町から約18キロ離れた八丁峠で遺体となって見つかった。2年後に逮捕されたのは、女児らと同じ町に住んでいた久間三千年(くま・みちとし)。逮捕の決め手のひとつとなったのは、当時導入されたばかりのDNA型鑑定だった。殺人や死体遺棄などの罪で起訴された久間は否認を貫いたが、2006年に死刑が確定し、2008年に福岡拘置所で刑が執行された。久間の死刑執行翌年から再審請求が提起され、現在は第二次再審請求の最中にある。(前後編のうち「前編」)【高橋ユキ/ノンフィクションライター】 【写真】女児2人が遺棄された山中には、いまも「2体の地蔵」が並んでいる 警察、遺族、記者、それぞれの正義 映画「正義の行方」(監督・木寺一孝/4月27日より[東京]ユーロスペース、[福岡]KBC シネマ、小倉昭和館、[大阪]第七藝術劇場ほかで全国順次公開
クリエイターは生成AIとどう向き合うべきか?(unsplash) 生成AIに関する話題は、連日のようにSNS上で“推進派”と“規制派”が激しい論争を繰り広げている。なかでも、イラストなどのクリエイティブな分野では、特に議論が紛糾している状態にある。SNSで目にするのは生成AIを規制したほうがいいとする意見であるが、推進したほうがいいという意見も多い。現在進行形で進化している生成AIの扱いをどのようにすべきか、結論が出るには至っていないのが現状だ。 そんななか、生成AIに自身の絵柄を学習され、無断で絵柄LoRA(注:生成AIの絵柄学習モデル)を作成された漫画家がいる。『疫神のカルテ』などの作品がある樋口紀信である。樋口は生成AIを悪用され、実際に被害を受けた経験から、積極的にSNSで発信を行っている。いったいその被害の実態はどのようなものなのか。そして、生成AIと我々はどう向き合うべきなのか
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