“耳が聞こえない作曲家”佐村河内守氏のゴーストライターを、18年にわたって務めていたことを告白した新垣隆さん。この10年を問うと、「いろいろなことがあって長く感じる一方で、あっという間の10年だったとも感じます。2014年は自分にとって特別な年であることは間違いありません」。そう穏やかながらも神妙な表情で語る。 「一つひとつ丁寧に音楽活動をすることと向き合ってきました。2016年に交響曲『連祷』という大きなオーケストラ曲を広島で発表しまして、それが一つのステップといいますか、あらためて自分自身の再スタートを切れた気持ちになりました」(新垣さん、以下同) 音楽に加え、バラエティー番組をはじめメディアにも登場するようになった。 「多少調子に乗っていたのかもしれません。そんなつもりはなくても、モデルとしてグラビアに出たり、婚活したいとか言っていましたから(笑)。ただ、愛想を尽かされないためにも、