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  • 気高き「敗者」の物語。荒木飛呂彦の納得と重力。 ~『ジョジョの奇妙な冒険』第7部「スティール・ボール・ラン」 - ジゴワットレポート

    「絵」を描くという作業は『無限』である。どこで終わっていいのか、一枚をずーっと描いてられる。そして『物語』。仮に「恋人」が穴の底に落ちている設定があって、そこに「嫌いな友人」を身代わりに突き落とすと、その『恋人』は命が助かるという状況があったとしたなら、もし、あなたならどうしますか? 嫌いなヤツを突き落とす? それは「正しい行動」じゃない気がする。考えると『無限』に答えが出なくなってしまう。ちなみに「絵」は、自分の「心」が終わりとした時が完成。自分勝手だと思う。 引用したこの文章は、『ジョジョの奇妙な冒険』第7部「スティール・ボール・ラン」単行22巻における著者・荒木飛呂彦のコメントである。 この、作者の自嘲をも感じさせる一文が無性に好きで、事あるごとにふと読み返してしまう。たった200文字程度だが、私の感じている「スティール・ボール・ラン」のテーマのようなものが、ここに凝縮されているか

    気高き「敗者」の物語。荒木飛呂彦の納得と重力。 ~『ジョジョの奇妙な冒険』第7部「スティール・ボール・ラン」 - ジゴワットレポート
    hariopip
    hariopip 2022/09/29
    理屈や解釈に飛躍があるからこそ美しい。スタンド、鉄球は限界を越えて変化し、その原動力は世界の認識の仕方に依存する。相手の能力が如何にチートでも勝つvisionを持たないと戦えない。発想のスケールで勝つのが大事
  • 『仮面ライダー龍騎』という、あまりにも残酷で楽しい命の物語 - ジゴワットレポート

    『仮面ライダー龍騎』が駆け抜けた2002年当時、私は中学生だった。 前年に起きたアメリカ同時多発テロ事件の記憶がまだ生々しい頃に、『龍騎』は放送が開始された。 『クウガ』の衝撃を小学生で体感した私は無事に特撮畑からの卒業タイミングを逃し、その辺りの長い棒を持ってはクルクルと回してドラゴンフォームごっこをしていた。『クウガ』のドラマに夢中になり、『アギト』の群像劇に翻弄され、次に出会ったのが『龍騎』だった。 ※当記事は引っ越し前のブログに掲載した内容を転載し、加筆修正を行ったものです。(初稿:2015/6/11) まず、「龍騎」という名前に衝撃を受けた。漢字名のヒーローは当時の自分にとって馴染みが浅かったからだ。VHSでウルトラマンを観て平成ウルトラ3部作で育った世代なので、私のヒーローはおよそ全て片仮名だった。 前述の『ウルトラマンティガ』に始まり、『グリッドマン』『カクレンジャー』『ビー

    『仮面ライダー龍騎』という、あまりにも残酷で楽しい命の物語 - ジゴワットレポート
    hariopip
    hariopip 2018/07/30
    龍騎の話にブクマを残すルールにした。基本的には転生物は嫌いで、魍魎戦記魔陀羅だけ好き。天使編が特に好きで、龍騎は同じフレーバーがある。結末でいうとブレイドも好き。
  • 「小林靖子脚本の魅力」を考える。別に必ずしも陰惨で残酷な展開になる訳ではなく、それは深く人を描いた末の結果論 - ジゴワットレポート

    なんだか「小林靖子脚の魅力とは?」が話題なので、私もひとつ思うところをブログに書いてみようかな、と。 小林靖子氏といえば東映特撮を中心に多くの作品を手掛けられていることで有名で、『星獣戦隊ギンガマン』『侍戦隊シンケンジャー』『仮面ライダー龍騎』『仮面ライダーオーズ』など、作品名を挙げれば当にきりがない。その他に、『進撃の巨人』『ジョジョの奇妙な冒険』などのアニメ方面でもシリーズ構成を務められている。 私の世代でいくと、東映版『遊☆戯☆王』の映画で脚を書かれていたり。 遊戯王【劇場版】 [VHS] 出版社/メーカー: 東映ビデオ 発売日: 1999/11/21 メディア: VHS クリック: 5回 この商品を含むブログ (1件) を見る あと、実写版『美少女戦士セーラームーン』も小林さんなんですよね。懐かしい。 美少女戦士セーラームーン(1) [DVD] 出版社/メーカー: バンダイビ

    「小林靖子脚本の魅力」を考える。別に必ずしも陰惨で残酷な展開になる訳ではなく、それは深く人を描いた末の結果論 - ジゴワットレポート
    hariopip
    hariopip 2018/03/12
    非常に的確な表現。小林靖子脚本でお気に入りになるのは、露わになったその先の超克だったり単純な開き直りだったりする。
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