数ある保険商品の中には、加入者を騙して手数料をぼったくるようなものもある。ヤバイ商品をつかまない「目」を養おう。 きれいな名前を疑え 多くの保険には愛称と正式名称がある。私たちがよく目にするのは愛称のほうだ。例えば「かがやき、つづく」は愛称で、正式名称は「目標設定特則付一般勘定移行型変額終身保険」。「収穫名人」は「5年ごと利差配当付一時払変額個人年金保険」。こうした愛称は包装紙のようなもので、包装紙がきれいだと、中身もよさそうに見えてくる。それに正式名称だけでは、呪文のように長く難しいので覚えられない。 では愛称は、正式名の意味を正しく伝えるように名付けられているのかというとそうでもなく、むしろ漠然としたものが多い。会社の立場では、フィルターが何枚もかかっていたほうが、中身が見えにくくて都合がいいのだろう。 保険コンサルタントの後田亨氏は、「保険は、名称に惑わされず、自力で他人に契約内容を