冒頭から告知で何なのだが、ぼくは今、金沢21世紀美術館デザインギャラリーで「金沢をブリコラージュする。糸崎公朗写真展」という個展を開催している(7月13日まで)。この「ブリコラージュ」という言葉の意味は、連載第1回目でも解説したとおり「既製品の断片を寄せ集め、新たな機能を持つ道具を生み出す素人工作」」というような意味のフランス語で、それがこの連載のタイトルの「切り貼り」という言葉にもかかっている。 ブリコラージュの名手というのは写真界にも少なからずおられるが、その中でぼくが影響を受けた一人が昆虫写真家の海野和男さんだ。海野さんの代表作は何といってもチョウの飛翔の瞬間を捉えたシリーズで、市販の魚眼レンズとクリップオンストロボを組み合わせて撮影されているのが特徴だ。 魚眼レンズはもともと風景撮影用として売られていたもので、それを「昆虫の接写」に使った人は海野さんが初めてだ。またクリップオンスト
シグマは、8日(現地時間)より米ラスベガスで開催されるPMA2007に、「APO 200-500mm F2.8 EX DG」を参考出品する。発売時期と価格は未定。 同レンズは200~500mmのズーム全域で開放F2.8を達成した大口径ズームレンズ。SLD(特殊低分散ガラス)4枚を使用することによって、色収差など画質低下の原因となる要素が可能な限り補正されているという。 フィルターは後部差込方式で、独自の回転機構によって円偏光フィルターにも対応している。専用の2倍テレコンバーター「APO TELECONVETER 2x EX DG II」が同梱され、装着時には400~1,000mmのズーム全域で開放F5.6で撮影できる。
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