先日ちょっと探し物をしていて。 パタパタと古いタンスをあちこち開けてみていたの。 まだ片付けていない、母の物がどっさり入ったタンスの 中をあれこれ探していたら、ある引き出しの中からね、 母のデザイナー時代のデッサンノートが沢山出てきた。 亡き母は服飾のデザイナーで、独身の時はきっと最高に 輝いていたのだと思う。 パラパラと日記帳を読んでいたら、母がどんな思いで 日々過ごしてかがとてもわかる。 きっとイキイキとオールドミスをしていたに違いない。 写真の母は、バリバリ仕事をしてたであろう時期。 そして、大学生の父と、大恋愛をしていた時期の写真。 父と出会い、年下の大学生と恋に落ちてそのまま結婚。 そして、結婚後に独立。その後私が産まれる。 その頃のデッサンや日記も沢山出てきた。 探し物そっちのけで、私は床にぺたんと座り込んで 何時間も母のデッサンを見ていた。 時折、そこには母の思いが書き込まれ