8日午後8時50分ごろ、神戸市灘区灘浜東町の神戸製鋼所神戸製鉄所で「爆発音がし、煙が上がった」と近隣住民から119番が相次いだ。同市消防局が消防車18台、消防艇1隻を出動させたが、火災は確認されず、けが人はなかった。 同市消防局によると、鉄鉱石を溶かして鉄を取り出す高炉内の圧力調整弁が正常に動かなくなり、気圧が上昇。気圧を下げるため、安全弁からガスが噴出した際、黒煙と爆発音が上がったという。 その後は通常運転を再開。同社が調整弁が動かなくなった原因を調べている。 近隣からの通報は消防、警察合わせて計7件あり、サイレン音が響くなど周囲は一時、騒然となった。