HADLに関するjamais_perdreのブックマーク (14)

  • 彼氏の海老油をぶちまけてしまった

    昨夜の話である。彼氏が夕飯にエビチリを作ってくれると言った。 このエビチリがまたうまいんだ。たまねぎがたくさん入っていて、ソースをごはんにかけてべてもうまい。 エビチリ用に有頭海老を12尾買ってきて、頭を切り落とし、大量の油に入れた。海老からたっぷり旨味が出るので、彼氏が「多めに油を入れて、海老油を作ろうか」と言った。海老のエキスがぎゅっと詰まった油… 香味油としてラーメンに垂らしてもいいし、炒飯を作るときに使ってもいい。考えただけでワクワクした。 しばらく横で見ていたが、「今日の夕飯は俺が作るよ」という言葉に甘えて隣の部屋でスプラトゥーンをやって待つことにした。ガチヤグラを2試合やったけど、人が家事をやっているのにひとりでゲームをやるのはちょっと落ち着かなくて、様子を見に行った。 中華鍋に海老を入れながら、彼氏が「できたよ」と海老油がたっぷりと入ったガラスの保存器を指差す。海老のエキス

    彼氏の海老油をぶちまけてしまった
    jamais_perdre
    jamais_perdre 2018/05/03
    「海老油を零して、ごめんねえ」「ははは、いいんだよ。残った海老油で作ってくれたのは美味しかったよ」「おじいちゃんもおばあちゃんもまたその話」という、お節料理を見る度に繰り返される未来の恒例行事。
  • 十年間、探していた同人誌の作者を見つけた。

    私が初めてコミケに行ったのは、高校二年生の夏休みだった。 その時ハマッていたジャンルの有名なサークルさんの新刊がどうしてもどうしても読みたくて、真っ先に読みたくて、コミケの参加方法を調べて、交通機関を調べて、一生懸命メイクをしてを履いて水筒と小銭を持ってコミケに行った。 人が多いと聞いていたけど、こんなに多いとは思っていなくて、足踏み散らかされ吐きそうになりながら目当ての新刊をゲットした。最高だった。 早く読みたい早く読みたい!! と思っていたのはそうなんだけど、せっかくなら、もうちょっと見て回りたいな、と思ったので少し会場を見て回ることにした。 当時の私は高校二年生だったので、参加費を勿体なく思ってしまったのだ。 他のサークルさんを下調べもしなかったし、一般初参加で勝手が分からない私は、取り敢えず会場をぐるぐるしてみようと思った。 取り敢えず見て、良き出会いがなければ素直に帰るか~とい

    十年間、探していた同人誌の作者を見つけた。
    jamais_perdre
    jamais_perdre 2018/03/02
    十年分の勢いがこもった文章が良き~~~。
  • 夜明け前だけ生きている感じがする

    東の空がうっすら明るくなって、 コンビニまでご飯を買いに行く。 その間に誰ともすれ違わず、 自動販売機の押しボタンの明かりが、 強くなったり、弱くなったり、ほのかに揺れている。 新聞配達のバイクが小刻みにブルルンと言うのが遠くに聞こえて、 自分以外の人間が、そこにいることがわかる。 当はこれくらいが丁度いいと思うんです。 明るくなると、箱の中から人がどんどん溢れ出て、 足で歩いたり、顔で喋ったり、脳で考えたりするから、 たまらず私は、家に帰って、次の夜明けを祈ります。

    夜明け前だけ生きている感じがする
  • 父の新しい趣味

    昨年、父が定年退職した。 父は40年以上ずっと運送会社で働いていた。趣味も車で、休みの日は必ずドライヴ。テレビも見ない、も読まない、ネットもやらない。昔はよく料理をしてたけど、今はぜんぜんしてない。 学生時代は映画監督になりたかったらしい。だからだろうか、私が小さいころはよくカメラを持ち歩いていろんなものを撮影しまくっていた。8ミリ? ハンディカム? くわしいことはわからない。とにかくビデオカメラで何でも撮ってた。旅行、運動会、七五三etc でもいつしかそれもやめてしまった。それからは車一筋。ドライヴだけが人生って感じだった。 私は父が心配だった。そんなんじゃボケちゃうよ。それにいくら車が好きだからって、もうなるべく運転は控えて欲しい。年なんだから。 父はひとりで暮らしている。母は私が2才の時に癌で亡くなった。それからずっと父娘で暮らしてきたが、私は3年前に26で結婚して家を出た。 私は

    父の新しい趣味
  • うちのねこのウンコ事情

    洗面所にねこトイレがおいてあり、 大抵自分が朝顔を洗っている時に一緒についてきてウンコをするので 仕事から帰ってきたら部屋がウンコ臭いとかいうことは無い しかしたまに顔を洗っていてもウンコしない時があり そういうときはねこに 「いまウンコしなければ仕事から帰ってくるまでウンコを片付ける事はできない」 と話す そうするとハッとした顔をしてウンコをしはじめる 大変利口なだとおもっていたのだが 先日ねこが朝にうんこをしたことを自分が忘れており、帰宅後 「大丈夫か、朝ウンコしてなかったが便秘か?」 と聞くとハッとした顔をして少量のウンコをした だがよくよく思い出せば朝こいつウンコしてたわと思いねこに謝った しかしねこも言われた時俺ウンコしてなかったわみたいな顔してたし これはただ単にウンコという単語に反応してウンコしてるだけかもしれないな ただのバカだったのかもしれないな 飼い主に似て

    うちのねこのウンコ事情
  • 日曜日に

    へ 驚くべきことが起きました! 娘から デートに誘われたのです 7月2日、日曜に 横浜アリーナでライブがあり 娘は当は 友達と行くつもりだったそうですが 友達がどうしても行けなくなったので 代わりに僕を誘ったとのこと でもまだ決まりではありません 月末の金曜までに 誰か他の人が見つかれば そっちと行くそうです 要するに僕は 最後の手段 ギリギリの 補欠要員です 僕は平静を装って どちらでもかまわないよ それじゃあ一応 日曜は空けておくよ と言いました しかし内心は 冷静なはずがありません まさか娘が 僕をライブに誘うなんて! そんなことは 一生無いと思ってました 娘が小5の時に 君が死んで しばらくは父娘で 仲良くやってたつもりでしたが やはり君がいなくなってから 家の中は 彩度や明度が落ち 音楽テレビの声も シャカシャカと味けが無くなり 二人ではどうにもならなかった カラ元気は

    日曜日に
  • 出来心でトイレを覗いてしまった

    旦那の実家にいるんだけど、この家は部屋の鍵を閉める習慣が無い。 トイレの鍵も開けっ放しなのはいかがかと思う。 昨晩、トイレに行ったら灯りがついてて先客が居たんだけど ドアに鍵を掛けていない上にドアが古く微妙に隙間が空いていた。 引き返そうと思ったんだけどちょろちょろ音が聞こえてきて 私は酔っていた出来心からか、そーっと近づいてその隙間からトイレを覗いてしまった。 用を足していたのは旦那の妹だった。顔が見えたわけじゃなかったけど 髪を結んでるうなじや体格が良くすぐにわかった。ほんの出来心だったんだけど 一段高くなった和式便器にまたがった完璧なウンチングスタイル(笑とお尻に釘付けになってしまった。 ふだんお尻は閉じているけどしゃがんだことで完全に尻たぶが開いている状態。 妹のおしっこが終わったあたりで退散しようとしたら、紙で拭く気配が無いので、まさか大きい方かなと思ったと同時くらいに 妹はお相

  • 会社のもっさりした女オタクが許せなかったのに

    私が働いている会社には女性社員が100人ほどいるのだけど、 廊下ですれ違うたびに「今日ももっさりしてるな……」と思う数人がいて、 その数人の一人が彼女だった。 おそらくきちんと乾かさずに寝ているだろう髪の毛はなんとなくしっとりし、 先端は肩に当たって不規則にはねている。 肌の感じもぱさぱさしていて口周りは産毛のせいかぼんやりし、 全体的に加齢と睡眠不足を感じさせる顔だ。 そのうえ、控えめに言っても「ぽっちゃり」に分類されるだろう体形のくせに やたらとフリルやレースのついた安っぽい布の服装を好んでいて、 フレアスカートから大根のようにずんぐりした足をむきだしにし、 社内ではリボンのついたスリッパを使用している。 すれ違うだけでも 「もっさりしていてやだな……」 「その魔法少女みたいなハートとリボンまみれのスマホケース何なんだよ……」 「せっかく美容院に行ったなら毎日のヘアケアもきちんとしろ!

    会社のもっさりした女オタクが許せなかったのに
  • テトリス

    小6の時、親が離婚して母子家庭になった。父親とはその前からずっと別居していたから、家庭内に際立った変化は感じなかったけれど、苗字が変わったのがきつかった。同級生から好奇の目を向けられるのがとにかく嫌で、一時期、友達と遊ばなくなった。授業が終わると逃げるように家に帰った。 それで何をしていたかというと、部屋でずっとテトリスをしていた。布団に寝そべり、枕を高くして、毎日、何時間も。 そうこうするうちに、いつのまにか新しい苗字に馴れていた。同級生も僕の苗字のことなんて大して気にしてないことがわかった。僕はまたみんなと遊び始めた。 大学受験に失敗して浪人が決まった時も、ずっとテトリスをやってた。朝から晩まで一日中やってた。起き上がる気力もわかなかった。2週間ぐらいそうして過ごした。そのあとゆっくりと受験勉強を再開して、徐々にペースを上げ、翌年にどうにか志望校に合格することができた。 大学2年の時に

    テトリス
  • おああーーーっ。あーっ。いけない。いけないやつだこれ。あーいけない。すごい幸せオーラ。光属性。弱点突かれてる。んんっ。死ぬ。死ぬわこれ。ああーっ。もうあかんか。あかんな。闇属性やっぱあかんな。ああーっ『昼ご飯食べて、旦那の布団(ほんのり旦那の香りつき)に寝っ転がって、旦..』へのコメント

    おああーーーっ。あーっ。いけない。いけないやつだこれ。あーいけない。すごい幸せオーラ。光属性。弱点突かれてる。んんっ。死ぬ。死ぬわこれ。ああーっ。もうあかんか。あかんな。闇属性やっぱあかんな。ああーっ 変なブコメ

    おああーーーっ。あーっ。いけない。いけないやつだこれ。あーいけない。すごい幸せオーラ。光属性。弱点突かれてる。んんっ。死ぬ。死ぬわこれ。ああーっ。もうあかんか。あかんな。闇属性やっぱあかんな。ああーっ『昼ご飯食べて、旦那の布団(ほんのり旦那の香りつき)に寝っ転がって、旦..』へのコメント
    jamais_perdre
    jamais_perdre 2017/05/24
    負の走光性だ。生物の教科書に載ってた。
  • 昼ご飯食べて、旦那の布団(ほんのり旦那の香りつき)に寝っ転がって、旦..

    昼ご飯べて、旦那の布団(ほんのり旦那の香りつき)に寝っ転がって、旦那好きだなーって思いながらウトウトしてた。 暑くもない寒くもない丁度いい気温。そよ風がカーテンを揺らしてる。なんという昼寝日和。 旦那との子が入った腹をさすりながら、父ちゃん早く帰ってくるといいねーって心の中で話しかける。 いい男と結婚して子供までできてこんな贅沢なお昼寝ができて私は世界で一番幸せな人間だよー。当に旦那が大好きで毎日が楽しい。妊娠して金稼げんくなっても文句言わず無理しちゃダメだよを繰り返してくれるいい旦那。お昼寝を許容してくれるいい旦那。当にありがたい。幸せだなー。 夕飯何にしようかなー。旦那に美味しいって言ってもらえるご飯作らないとなー。頑張って起き上がろー。 . 追記:anond:20171226191304

    昼ご飯食べて、旦那の布団(ほんのり旦那の香りつき)に寝っ転がって、旦..
  • これからどうしよう

    短大はなんとか卒業したものの思った通りの就職先がなく、今は精肉卸で配送のドライバーをしている。 堅苦しいルールもなく女性は珍しいからと重宝されてはいるけど、まわりはおじさんばかりで楽しいことは一つもない。 給料がいいわけでもないけど仕事がつらいわけでもなく何となく辞める理由も続ける理由もない毎日を送っている。 飲店の開店前に配達しなければならないから、朝の6時前には積み込みを終わらせて軽トラを走らせる。 会社のすぐ近くにあるしばらく続く桜並木は毎朝の配達ルートで、ランナーや散歩をする人ばかりでこの時間から仕事をしているのなんてわたしくらいのものだ。 そんな中で、先月のはじめころに彼を見つけた。 中肉中背、とくべつ顔が良いというわけではないけど、要するに一目惚れだった。 姿勢が良かったとか、父親にちょっと似てたとか、朝の木漏れ日に走る姿が素敵だったとかそれくらいの理由だ。 退屈な毎日の繰り

    これからどうしよう
  • 美大生との合コンがやばすぎた。

    しがない大学生なんだけど最近免許の更新で二俣川の試験場にいったらエスペランサスポルディングみたいなアフロヘアの女にいきなり逆ナンされて髪型はあれだけど顔がめっちゃ美人だったからテンションぶちあがってラインを交換してその日はそれで別れたんだけどすぐにメッセージが届いてしかもそれが合コンの誘いだったからさらにテンション上がってすぐに学科の友達に声かけてメンバー揃えて昨日池袋の個室居酒屋で集まったらどういうわけか言い出しっぺのエスペランサスポルディングが来てなくてなんか急用ができちゃったから遅れて合流するとかでとりあえず男4女3で飲み始めたら女の子3人の様子が明らかにおかしくてみんな顔はかわいいんだけど揃いも揃って挙動不審でずっとうつむき加減でモジモジしてて絶対に目を合わせようとしないし何だよこの子達って不安になってきたんだけど俺はすぐにピンと来てようするに彼女達は全員処女でまったく男慣れしてな

    美大生との合コンがやばすぎた。
    jamais_perdre
    jamais_perdre 2017/04/30
    「~けど」「~から」が読点、「~て」「~で」が句点代わりになっている。それらを規則的にかつ短い間隔で用いているので、可読性が高い。見事だ。
  • おやつ箱を漁る上司は殺せない

    多くの職場にはおやつを入れておく箱があると思う。 まれに取引先からもらった高い菓子が入っていることもあるが 多くはコンビニもしくはスーパーで買える袋菓子、 歌舞伎揚げ、アルフォート、ルマンドなどがつっこまれている。 私は、あの箱を漁るおっさんが大好きである。 殺したいほど憎い上司でさえ おやつを漁るおっさんの背中は、最高に色っぽい。 あれだけ厳密にタイムマネジメントして 朝四時起きして出社する部長が、 彼が勝ち取ってきた椅子を離れ、取りにくるのだ。一袋298円の菓子を。 なんて無防備な背中。 高いところまで昇りつめてきた男の疲労と孤独と弱さ。 それを見ると、この男も私と同じ人間で、 私と同じように菓子をべて育ち、 そしてうまくいけば私より先に死ぬんだなあと思える。 そう考えるとすっとして、 他に開封されている菓子がいろいろあるのに 未開封の菓子をワイルドに開けていくデリカシーの無さも含め

    おやつ箱を漁る上司は殺せない
    jamais_perdre
    jamais_perdre 2017/01/23
    タイトルも含め、津村記久子の短編小説っぽくて良い。
  • 1