20年前、パソコンの大量導入によって大幅に効率化されたはずのオフィスワーク。ところがまだまだ手作業は残っている。「書類を見ながら業務システムにデータ入力」「ウェブの画面からデータをコピーしてエクセルにペースト」――。システム化するにはコストがかかりすぎるという理由で、人手に頼る仕事はまだまだ多い。 そんな状況を打破する技術として期待がかかるのが「RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)」。定型的なパソコン操作を、ソフトウエアのロボットに代行させて自動化を図るものだ。注目が集まったのは2016年だが、先んじて導入した企業は既に成果を出し始めている。 その1社が、オリックス・ビジネスセンター沖縄(OBCO、沖縄県那覇市)。法人向け金融や、レンタカーなどオリックスグループ会社の事業の根幹に関わる営業事務を担っている。 2016年にRPAを導入。オフィスワークの効率化に乗り出した。同社が