記事保存 日経BizGate会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。 自民党が「選択的週休3日制」を政府に提案すると発表し、話題になっている。新しい働き方の選択肢が増えると評価する声があるいっぽう、実質的な給与カットにつながるのではないかとか、週休2日も完全に定着していないなかで現実性に欠けるといった批判もある。かりに週休3日制が普及した場合、どのようなメリットとデメリットがあるのか、その先にはどんな可能性や課題が待っているのだろうか。 期待1 本格的な副業時代の幕開けになるか まず働く人にとって、週休3日でどのような可能性が開けてくるかを考えてみたい。 第1は、本格的な副業時代の幕開けになるのではないかという期待である。 最近は日本でも社員の副業を認める企業が増えているが、勤務時間や休日が変わらない以上、副業に割ける時間は平日の就業時間外か休日