日本の誰もが知る超有名事件となった、元農林水産省事務次官(76歳)による長男(44歳)殺し―― 12月16日、東京地裁はその判決を下した。結果は懲役6年の実刑であった。 (⇒ FNN PRIME 2019年12月16日記事:長男殺害の元農水次官に懲役6年の実刑…裁判員「家族の幸せ、父親としての役割考えさせられた」) この事件、「自分が裁判員なら、執行猶予を付けることを主張していた」という人は多いだろう。 さすがに人殺しして無罪とはいかないにしても、この父に殺された長男というのがあまりにヒドい人間だということが、次々と(ワラワラと)明らかになっていたからである。 そして実際、この懲役6年というのは殺人罪にしては非常に軽い。 普通は人一人「しか」殺さなかったとしても、10年以上は刑期が付くものだ。 だからこれは、「現代の大岡裁き」と言えるのかもしれない。 しかも、当の元事務次官を訴追する立場で