こうのとり打ち上げ：女川の中学生が詠んだ俳句 宇宙へ種子島宇宙センターから２１日打ち上げられた無人補給機ＨＴＶ（こうのとり）３号機で、東日本大震災で大きな被害を受けた宮城県女川町にある女川第一中の生徒が詠んだ俳句が宇宙へ旅立った。生徒たちが復興を願って作った俳句や、その句に対して国内外から集まった連句などを収めたＤＶＤが、国際宇宙ステーション（ＩＳＳ）に届けられる。 震災から間もない昨年５月、宇宙を通じた教育活動に取り組む「財団法人日本宇宙フォーラム」（東京都千代田区）が、同中に「生徒の詠んだ俳句をＩＳＳに届けたい」と提案。全校生徒が参加し、計２５５句が作られた。さらに、国内外から寄せられた約８００作品による連句や、同町内の女川第二中の生徒、女川第二小の子どもたちの作品など１０００句以上が１枚のＤＶＤに収められた。 ＩＳＳに長期滞在する星出彰彦宇宙飛行士がＤＶＤを受け取り、日本実験棟「きぼう」に保管する予定だ。同フォーラムの山中勉主任研究員
