『男色子鑑』巻四の一「縁は朽ちせぬ二世の契り」の続きですヾ(๑╹◡╹)ノ" ちゃんと、下の方に現代語訳と解説がありますよヾ(๑╹◡╹)ノ" ※この記事では国立国会図書館デジタルコレクションの画像を適宜改変して使用しています。 男色子鑑 5巻 - 国立国会図書館デジタルコレクション 【原文】 遥々《はる/゛\》の道中、「雪吹《ふぶき》の為《ため》の𤋎大豆《いりまめ》に花は咲くとも、親仁の氣色は寒の開き前、浮雲《あぶなし》」と急ぐ心に里人の雪舟《そり》引く形《なり》も余所《よそ》に見なし、日数程経て行《ゆ》き着《つ》けば、「悲《かな》しや、三日前に㝡早《もはや》親仁様はあの世の風が誘ひました」と聞くより、はつと胸《むね》迫り、「迚《とて》も逢《あ》ひ見ぬ物ならば、下るまい物、離《はな》れ難《がた》き中を生《い》き別《わか》れにし、遙〻《はる/゛\》の憂《う》き難所《なんしよ》凌《しの》ぎ来る