「Windows」のタスクスケジューラにあらたな脆弱性が判明した。これまでもたびたび深刻なゼロデイ脆弱性を公開している人物が、実証(PoC)コードを調整なく公開したもので、修正プログラムは用意されていない。 タスクスケジューラが利用するライブラリ「schedsvc.dll」で利用する関数「SetJobFileSecurityByName」の処理に権限昇格の脆弱性が明らかとなったもの。ローカル環境の権限を持つユーザーによってシステムの実行権限を取得されるおそれがある。 公開された実証コードでは、「Windows XP」向けのコードを「Windows 10」で利用することにより権限の昇格を実現しており、32ビット版および64ビット版の「Windows 10」や「Windows Server 2019」「Windows Server 2016」で脆弱性を悪用できることが確認されている。 問題の脆