政府は、就職氷河期世代の就労支援関連施策として、2020年度予算の概算要求に総額1,344億円を計上し、この世代の正規雇用者を今後3年間で30万人増やす目標を掲げています。採用担当者は、政府の支援策の内容を「就職氷河期世代支援プログラム」で確認しておきましょう。 1,700万人とされる就職氷河期世代 就職氷河期世代とは、バブル崩壊後に高校や大学を卒業した30代半ばから40代半ばの世代です。景気低迷の影響により、なかなか就職することができず、現在もフリーターや派遣労働など、他の世代よりも不安定な働き方を強いられている人が多い世代です。 その数はざっと1,700万人。このまま不安定な雇用形態が続けば、年金制度や健康保険制度などの社会保障制度を維持することにも支障をきたし、また氷河期世代そのものが、いずれは社会的負担となるという指摘すらあります。 多彩な就職氷河期世代支援プログラム 就職氷