「通級に入れない」という声が、NHKに相次いで寄せられています。 発達障害などの子どもたちが、通常の教室に在籍しながら利用できるのが「通級指導」、いわゆる「通級」です。在籍するクラスを離れて、週に数時間程度、集中力やコミュニケーションのスキルなどを養う特別な指導を受けることができます。 しかし、なかには通級に入れず、2年以上不登校の状態が続いている子どもも。学校で何が起きているのか取材しました。(全2回の前編) (首都圏局/ディレクター 實絢子・岩井信行) 通級に入れず不登校に… 都内に住む、小学5年生のケンタさん(仮名)です。医師からは発達障害のひとつ、「自閉スペクトラム症」の傾向があると言われています。