ブックマーク / hiko1985.hatenablog.com (3)

  • 道路交通看板「静かに」について - 青春ゾンビ

    夜が更けた帰り道、親の運転する車の窓から見上げる、「静かに」と書かれた青い看板が好きだった。お出掛けが終わってしまう“寂しさ”と、知っている場所に帰ってきた“安心感”がないまぜになったような感覚。幼心に芽生えたちょっとだけ複雑な感情が、あの看板に今でも宿っているような気がする。 そもそも、道路標識というものは、運転中にドライバーが目にするものだから、注意喚起するわりには情報量が少ない。じっくり読ませてしまったら事故を起こしてしまうから。「結局のところ、どういう意味なんだっけ?」と混乱することもあるが、効率や機能性を追い求めるこの情報社会において、あの“抜け感”がちょっと心地よいのだ。 個人的に「普通自転車等及び歩行者等専用」(得体の知れない物語性*1)とか「動物が飛び出すおそれあり」(シカ、タヌキ、サル、ウサギなどバリエーションがあるところかわいい)の標識あたりが好き。 そういった道路標識

    道路交通看板「静かに」について - 青春ゾンビ
    kirin_tokyo
    kirin_tokyo 2023/07/25
    今17歳の娘が幼い頃、この看板の漢字を読めないなりに頭を捻り「静かに」を「ゆめのな「かに」」だと推理した激カワエピソードは、何十年経っても私の中で語り継いでいきたい。
  • 『かまいたちの知らんけど』濱家が涙…スーパー・イズミヤへ最後の挨拶 - 青春ゾンビ

    MBS製作『かまいたちの知らんけど』の9月12日放送の特別編「37年間通ったスーパー イズミヤへ濱家最後の挨拶」が実に素晴らしい内容だった。関西圏外にはあまり馴染みのない番組かもしれないが、今はTVerという素晴らしいメディアがありますのでぜひチェックして欲しい。 かまいたちの濱家の生まれ育った大阪市東淀川区にある上新庄という町で、彼が生まれる前から営業している大型総合スーパーイズミヤ。濱家にとって、幼少時代から家族や友人との思い出の詰まった大切な場所だ。そのイズミヤ上新庄店がこの8月末をもって47年間の歴史に幕を閉じるという。濱家はイズミヤに感謝と別れを伝えるべくロケを敢行する。 ショックすぎる…。 フードコートのチョコマーブルアイス、世界一美味いポテト。 おもちゃ売り場、ジャンケンのゲーム機、初めてCD買ったお店、横の屋さん。 たまに開催されるガラガラ福引き。 服もも全部イズミヤで

    『かまいたちの知らんけど』濱家が涙…スーパー・イズミヤへ最後の挨拶 - 青春ゾンビ
    kirin_tokyo
    kirin_tokyo 2021/09/14
    故郷のスーパーの階段下の暗がりを、今も夢によく見る。その横の果物売り場から野菜、鮮魚、精肉、と決まったルートを通るのが好きだった。今も居抜きの店があるけれど、悲しいくらい明るい。暗がりなんてない。
  • ダニエル・クロウズ『ウィルソン』 - 青春ゾンビ

    ダニエル・クロウズ『ウィルソン』の日語訳がプレスポップよりついに刊行された。なんでも彼にとっての初の描き下ろし作品になるらしい。ここ日においては『ゴーストワールド』のみが突出した認知度を誇る作家だが、国においては、その影響力はハリウッドにも及び(ミシェル・ゴンドリーやジャック・ブラックとも邂逅している)、最も重要なコミック作家の1人に数えられる。 CARICATURE日語版 作者: ダニエル・クロウズ,峯岸康隆,中沢俊介出版社/メーカー: PRESSPOP GALLERY発売日: 2005/05/01メディア: 単行購入: 1人 クリック: 2回この商品を含むブログ (2件) を見る個人的にはこの『カリカチュア』に収められている「インモラルインビジブル」という短編1つだけとっても、大切な作家だ。14歳にもなるというのに、ハロウィーンの夜いてもたってもいられなくなり、醜悪なマスク

    ダニエル・クロウズ『ウィルソン』 - 青春ゾンビ
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