国際宇宙ステーションから地球に物資を運んだ日本初の回収カプセルが27日、報道機関に公開され、JAXA=宇宙航空研究開発機構は内部の温度は設計どおり4度に保たれるなど、おおむね技術が実証できたと発表しました。 カプセルは底面がおよそ80センチある円すいに近い形をしていて、27日は茨城県つくば市のJAXAの施設で、分解された状態で公開されました。 本体のほか、着水の際に使ったパラシュートや内部の物資を守った魔法瓶の技術を活用した容器なども披露されました。 JAXAによりますと、大気圏突入時のおよそ2000度にもなる高温に耐えて、内部は設計どおりおよそ4度に保たれていたということです。 そして、今回運んだ宇宙ステーションで結晶化した医療研究用のたんぱく質を顕微鏡などで確認したところ結晶は維持され、今後の研究で利用できる状態だったということです。 国際宇宙ステーションから地球に物資を運ぶ回収カプセ