大人になってから「趣味はなんですか?」と聞かれて、別にないことが悪いことであるわけがないにもかかわらず、趣味という趣味をあげられずに自分はなんてくだらないんだと肩を落としたことがあるなんて人は確実に僕だけではないはずだ。 なんなら『無趣味村』、バチカンくらいの規模なら『無趣味国』作れる程であると思う。本当に本当に作る必要がないから作らないだけで。作る理由さえありゃこっちもいつでもやってやんよといった心持ちである。 長渕剛先輩の歌にも、夢は何かと聞かれるのが1番怖い、といった意味のフレーズが登場する。 ざっくり言うと、都会の真ん中で自分を見失いそうになっている男がもがいてもがいて本気で生きてやろうじゃないのという歌である。 このフレーズと全く同じ気持ちになることがある。 趣味はなんですか? と聞かれることが、この世で1番怖く思えた瞬間が何度かあるのである。 前述にもある通り、趣味はなんですか