奥深いスポーツ「気球」 奈良女子大学気球部の活動に見る“まちおこし”の可能性 | 未来コトハジメ「熱気球競技」をご存じだろうか。熱気球はバーナーの熱による上下移動のみで操縦する乗り物で、自在に空を移動するには、正確に風を読みながら繊細にコントロールすることが不可欠だ。競技チームとしては社会人だけでなく、全国の大学でも十数チームほどが活動している。あまり知られていないこのスカイスポーツが、地域を盛り上げることにも寄与しているという。まちとの関係性はどんなものか。また、まちの発展にも貢献しうる魅力とは何か。全国唯一の女子だけで構成するチームで、地域活動にも積極的な奈良女子大学気球部を訪れて、2人のパイロットに話を聞いた。 熱気球に関しては、様々な競技大会が全国で開催されている。奈良女子大学は各種の大会で多数の優勝経験を持つ。気球部に所属する3回生の高田はる菜さんと宮田幸実さんは、2023年3月にパイロットライセンスを取得したばかりだ。入部のきっかけを「いろんな場所に行けると聞いて」「先輩
