大好きな絵本作家の中の一人が、林明子さんです。 作品の中で、私は特に「こんとあき」「まほうのえのぐ」(福音館書店)が好きです。 林さんの原画展が行われるということで、楽しみにして出かけました。 「絵本を読みつづけてみる」(平凡社ライブラリー)という本の中で、五味太郎さんが林明子さんの絵について、絵の中に「嫌い」はひとつもえがかれていない、「大好き」があるというようなことを述べておられました。場面の中のものをはしょらないで(たとえば、うえのチラシの駅のプラットホームで言うと、向こう側のプラットホームの詳細まで)すべて収めている、でも、そのなかで作者が「大好きだよ」と思って描いているものは、間違いなく見る人に伝わる。そんな絵のとても上手な人なんだそうです。 会場に入ろうとしたらまさかの行列。入るまでに時間がかかりました。 写真を撮るコーナーも設置されていました。 少しずつ進む行列に並び、順に作