**ジャコメッティ展と新次元** 六本木の新国立美術館で開催中の「アルベルト・ジャコメッティ」展に行ってきました。 彼の作品は子供の時から目にして居て、その存在感と、生命力を感じさせる作品にはず~っと心奪われてきました。 今回、かなりの作品を一度に見られて、なんとも感動しました。 ジャコメッティの作品は、一見具象から逸脱したデフォルメと受け取ってしまうのですが、本人曰く 「リアリティ(具象的表現)を追求してゆけば行くほど、逆にその本質が際立って見えてきてしまうことで、対象物から不要と感じるものをそぎ落として行ってしまうことで、スリムでシンプルになってしまう」 とのこと、まさに「実存主義」的な意識なのですね。 リアリティとは目に見えるものではなく、心象として心に写る「感情」こそが真実だと言うこと、ホントそうだよね~って思うのです。 人間の本質である「感情」をどれほど具現化できるかと言うことこ