新型コロナウイルスの感染流行の波が繰り返される中、国内ではファイザー社、モデルナ社、アストラゼネカ社のワクチン接種が進められている。厚生労働省は、接種後の死亡例に関して8月8日までの状況を公表しており「現時点では、ワクチンとの因果関係があると結論づけられた事例はない」としている。 厚生労働省は、接種者の副反応疑いや死亡例に関して医療機関に報告を求めており、同省の審議会に報告し専門家による評価を行っている。 8月25日に開催された審議会での報告によると、ワクチン接種が始まった2021年2月17日~8月8日に報告された接種後の死亡例は、ファイザー社で991例、武田・モデルナ社で11例だった。 「接種後の死亡」事例には、ワクチンとは無関係に発生するものが含まれているとし、厚労省はホームページ上に「現時点では、ワクチンとの因果関係があると結論づけられた事例はなく、接種と疾患による死亡との因果関係が