アドテク業界に、フォーカスという概念が定着し始めた。アドテク企業はこれまで、パブリッシャーとメディアバイヤーの両方をクライアントにすることで膨大な利益を上げてきた。しかし、透明性を求める声が高まるにつれ、どちらか一方を選んだ方が得策だと考える企業が増えている。 アドテク業界に、「フォーカス」という概念が定着しはじめた。アドテク企業はこれまで、パブリッシャーとメディアバイヤーの両方をクライアントにすることで膨大な利益を上げてきた。しかし、透明性を求める声が高まるにつれ、どちらか一方を選んだ方が得策だと考える企業が増えている。 トレマービデオ(Tremor Video)は2017年8月、デマンドサイドプラットフォーム(以下、DSP)をタプティカ(Taptica)に5000万ドル(約55億円)で売却することに合意した。シングテル(Singtel)傘下のアモビー(Amobee)は、サプライサイド事