千葉・幕張メッセで行われた「PS2」発売記念イベントには大勢の人たちが訪れた(c)朝日新聞社 平成もついに最後の年となった。バブル崩壊後、日本経済は深刻な長期不況に陥ったが、発展著しい業界もある。その代表的なものがゲーム業界だ。ゲーム総合情報メディア「ファミ通」が発刊する「ファミ通ゲーム白書」によると、昭和から平成へと改元した1989年に約3500億円だったゲーム市場規模が、2017年には1兆5686億円。この30年の間に、実に約4.5倍に成長している。まさに平成は“ゲームの時代”と言えそうだ。AERAdot.では、その平成のゲーム30年史を、ハードを中心に3回に渡って特集。第2回はゲーム機が乱立した90年代半ばから振り返る。 【平成30年間だけで、こんなにもゲーム機が発売されていた! 懐かしき名機一覧のリストと写真はこちら】 * * * 平成も半ば、いわゆる“空中戦”の携帯ゲーム機戦