※以下のテキストでは、演奏曲のタイトルを表記しています。ご了承の上、お読みください。 全国ツアー「未来になれなかった全ての夜に」。ツアー終盤、12本目にあたるNHKホール公演。1曲目は、2014年リリースの2ndフルアルバム『夕日信仰ヒガシズム』の収録曲“後期衝動”だった。地下のライブハウスで芽が出ず、もがいていたミュージシャンが《誰かの言葉で話すのやめた 誰かの為に話すのやめた》と自分の意思を掴み取るまでの道程を歌ったこの曲は、元々フェスへの出演が決まった際に作られた曲であり、当時の視点から「amazarashiとはどういうバンドなのか」が端的に語られている曲でもある。《一体全体、誰だお前は?》という自身への問いかけを経て、「未来になれなかった全ての夜に! 青森から来ました、amazarashiです!」といつもの挨拶へ。そうしてライブは始まった。 amazarashiのソングライター・秋