プベルル酸(プベルルさん、英: Puberulic acid)またはプベルリン酸(プベルリンさん) は、分子式C 8H 6O 6で表される七員環有機化合物(トロポロン類、トロポノイド)である[3]。アオカビ属により産生され、グラム陽性菌に対する殺菌作用を示す[4]。 発見[編集] 1932年にBirkinshawとRaistrickがPenicillium puberulum Bainier[注釈 2]から産生されるC 8H 6O 6の化学式を持つ化合物が存在することを報告し、これをプベルル酸と命名した[5]。P. aurantio-virens Biourge、P. johannioli Zaleski等の複数種のアオカビの培地からプベルロン酸(英: Puberulonic acid)と同時に得られることが知られている[6][7]。プベルロン酸は水存在下で100 °Cに加熱すると脱炭酸に