3月11日付けでAWSジャパンの長崎忠雄社長が退任する。12年半という長い期間に渡り、日本のクラウド市場を立ち上げ、先頃発表された2兆2600億円という巨大投資を実現した重要な立役者である長崎社長。記者の目線から見た長崎氏と、その功績について振り返って見たいと思う。 12年半という長期間、日本のクラウドコンピューティングを牽引 ちょっとした予感はあった。2月初旬に長崎氏がアップしたFacebookの投稿は、収穫されたたくさんのレモンを前に私服でにっこり微笑むというもの。サーバーワークス大石社長の「これは来月号のLEONの表紙ですか?」のコメントに、周りも盛り上がる。普段はAWSジャパンの社長という立場に似つかわしい手堅い投稿が多かっただけに、すっかりリラックスした表情でくつろぐプライベート感あふれた投稿に親近感も沸いたし、けっこう驚いたものだ。 そんな投稿を見て、ほぼ2週間後の退任報道。話