ぼくは中学時代をサイパンで過ごした帰国子女なのですが、「海外で3年間暮らした=ネイティブの出来上がり!」というふうにスムーズに英語を取得できたわけではなく、むしろ日本帰国後に英語力が上がっています。 「帰国子女=誰でもネイティブ化」というイメージ3年半の社会人生活のうち、2年間は語学ソフトを店頭販売する仕事をしていました。その時、特に日々感じていたのは、接客中にぼくが帰国子女だという話を出すと、「じゃあ、喋れるよね」と心の中でお客さんが言っているような気がしてならなかったんです。 もちろん、当時はそれをなんとか自分なりに良い方向に持っていっていましたが、帰国子女と聞くと、ネイティブと非ネイティブみたいに、心理的に距離が生まれるのではないかと悩んでました。 そこで、今回は3つの理由を踏まえて、「いやいや、帰国子女のぼくだってそれなりに苦労して習得したんですよ」というのを伝えればと思います。