気付かぬうちにすり被害? 年末年始、人混み注意―警視庁 2023年12月23日13時30分配信 【図解】東京都内のすり認知件数の推移 なくしたと思っていた貴重品が実は盗まれていた―。新型コロナウイルスに伴う行動制限がなくなり、すりの認知件数が増加している。すられたことさえ気付かないケースも多いといい、警視庁は年末年始に向けて警戒を強めている。 救急出動、2年連続過去最多 人の往来増加、「適正利用を」―東京消防庁 捜査3課によると、東京都内で確認された1~11月のすり認知件数は450件(速報値)で、前年同期比約1.8倍に上る。海外からの入国者数が回復しきっていないことなどを背景に、コロナ流行前の水準ほどではないが、昨年以降、被害の増加が続く。 目立つのは財布から現金やクレジットカード類を抜き取り、かばんに戻す「中抜き」と呼ばれる手口。被害に遭ったと自覚しづらく、自ら紛失したと思い込んで遺失物