EU=ヨーロッパ連合のフォンデアライエン委員長は中国製のEV=電気自動車について、国からの補助金で価格を抑え、市場での競争をゆがめているという認識を示し、調査を行う考えを明らかにしました。 ヨーロッパでは自動車の業界団体が先月、声明を発表し、中国製のEVが急速に市場に入ってきているとしたうえで、「中国の自動車産業は公的な資金と政府の意向に支えられ、ヨーロッパにとって挑戦となっている」と危機感を示して、競争力を高めるための対応をEUに求めました。 こうした中、EUのフォンデアライエン委員長は13日、ヨーロッパ議会で演説し、中国製のEVについて、「国からの巨額の補助金で価格が人為的に低く抑えられている。われわれの市場をゆがめるもので容認することはできない」と述べ、調査を行う考えを明らかにしました。 EUのルールでは、調査の結果、外国からの補助金を受けた輸入品によってEUの産業が不公正な競争にさ