ブックマーク / fujipon.hatenablog.com (3)

  • 中村哲さんのこと - いつか電池がきれるまで

    dot.asahi.com 僕が中村哲さんのことをはじめて知ったのは、医学生時代のことでした。 アフガニスタンで井戸を掘っている医者がいる。 講義のなかで採りあげられていたのか、同級生との雑談のなかに出てきたのか、書店で著書を見かけたのか、中村さんのことを知ったきっかけは思い出せないのですが、僕の率直な感想は「せっかく医師免許を取ったのに、世の中には変わったことをする人がいるものだな。井戸を掘るより、患者を診るのが医者の仕事だろうに。目立ちたいだけの変わった人なんだな」というものでした。 当時の僕は、自分にはあまり向いていなかった医学部の勉強についていくのに精一杯で、だからこそ、病院の中の世界、「医者とはこういうものだ」という固定観念に縛られていたのです。 のちに、中村さんの著書を読んだり、講演を聴いたりして、僕は自分の知識の浅さと視野の狭さを痛感しました。 中村さんが支援してきたアフガニ

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    miffyblog 2019/12/06
  • 小林麻央さんの訃報を聞いて - いつか電池がきれるまで

    www.asahi.com 小林麻央さんのご冥福をお祈り致します。 小林麻央さんの闘病しながらの日常を綴ったブログ、ずっと読んでいました。 僕の母親も乳がんで亡くなっていて、家族としてその経過をみてきましたし、職業柄、厳しい状況であると認識はしていたつもりなのですが、訃報を聞いて、涙が止まりませんでした。 悲しい、若くして亡くなってかわいそう、という感情よりも、最後まで発信をつづけ、がん患者としてではなく、ひとりの人間として「日々の幸せだったことや家族のこと、心の揺れ」を綴り続けた麻央さん、そして、海老蔵さんをはじめとする家族の方々の「生きざま」への敬意のほうが、ずっとずっと強かった。 不謹慎なのはわかっているけれど、「お見事でした」と思いながら泣きました。 僕は最初の頃、小林麻央さんの闘病ブログに、あまり良い感情を抱いていませんでした。 それは、彼女への反感というよりは、「同じような病気

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    miffyblog 2017/06/26
    がん患者でブログをしている人達の一言の影響は大きいです。
  • 「家、家族というものは、その家、その家族にしかわからない事情をかかえていることが当たり前だ」 - いつか電池がきれるまで

    人生なんてわからぬことだらけで死んでしまう、それでいい。』という、読者からの人生相談に作家・伊集院静さんが答えたものをまとめたを読みました。 そのなかで、こんなやりとりがあったのです。 35歳女性・会社員からの質問 私の兄は小学生のときに海水浴中におぼれて亡くなりました。私はまだ小さかったので覚えていないのですが、母の悲しみは大変大きく、以降一度も海に連れていってもらえませんでした。ところで先日、小学生の息子に「海で泳ぎたい」と言われて困ってしまいました。連れていってあげたいのですが、同居している両親に悪いように思うのです。私の気にし過ぎなのでしょうか? この質問に対する、伊集院さんの答えが、すごく印象的だったんですよ。 伊集院さんも20歳のとき、17歳の弟さんを海の事故で亡くされていて、そのことはエッセイでも繰り返し語られています。 「40年過ぎた今でも母は弟の話を、夏が来る度に、口

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    miffyblog 2017/06/23
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