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汀に関するmistbind3u88のブックマーク (2)

  • 残雪積もる湖畔にて、山嶺を望む(霧縛りの職工) - カクヨム

    冬、推薦で大学への合格を受け取った少年は、受験勉強が格化する前の習慣に倣って地元の山へ二輪で漕ぎ出した。以前と同じようにショルダーバッグに荷物を詰め、以前と変わらない人々とすれ違い、以前と変わらない見知った道を抜ける。そしてほんの少しの将来への不安を胸にまたその畔に辿り着いた。 通ってきた道を対岸に眺めながら古い財布をバッグから取り出すと、少年は進路を決めた悦びと地元を離れる郷愁でないまぜになった心中を吐露し始める。財布を相手にしたさながら自問自答のような対話を経て、想い起こしたのは財布をくれた祖母の言葉だった。 恐れでも悲しみでもないもやもやは晴れた訳ではなかったが、何度も通った山を登りに少年はまた走り出す。 --- 「三題噺スイッチ改訂版」から出力したお題で三題噺。 '21/1…続きを読む

    残雪積もる湖畔にて、山嶺を望む(霧縛りの職工) - カクヨム
  • 「汀・渚・畔」「話す」「財布」|三題噺 |霧縛りの職工

    三題噺スイッチ改訂版から出力したお題で三題噺。 キャプションのイラストは最近話題のAIイラストジェネレーターの"Stable Diffusion"で適当に出力。 コトバンク汀・渚・畔 話す 財布 山と湖畔と少年と――1/612月。肌がひりつく様に冷えた空気を貫き、朝日が照り始めている。 久しぶりの晴天で道には僅かに氷結が残るだけだが、脇道には掻き出された雪が積っている。豪雪地帯とは言えないまでも、すっかり葉の散った木々に雪化粧が施されているのがこの季節だ。 2/6まだ車の往来が少ない峠道をリムの広いファットバイクに跨って僕は登る。 呼吸を規則的保ったままペダルを踏み込んで一回し二回し、愛車が路面にわずかながら残る雪をしっかりと踏みしめる。ここを越えれば目的の湖畔まではあと一息、なだらかな道筋を進めばいいだけだ。ペースを一定にぐいぐいと車体を押し上げ勾配を抜ける。 負担をかけていた肺を労わる

    「汀・渚・畔」「話す」「財布」|三題噺 |霧縛りの職工
    mistbind3u88
    mistbind3u88 2022/10/02
    "山と湖畔と少年と――"
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