いろいろあって心が折れかかったんですが,単なる娯楽のために悪者にされたのでは関係者はさぞ無念だろう,と言う思いで引き続き更新をすることにしました。 長すぎる文章ばかりで,みなさんの読む気は確実になくなるだろうとは思いつつ,自己満足だけで続けます。 今回も当然2009年9月2日に開催された「食品安全委員会新開発食品(第63回)・添加物(第76回)合同専門調査会」において提出された資料1:「高濃度にジアシルグリセロールを含む食品の安全性について」 -中間取りまとめ-(案)[PDF]の内容を解説する形で話を進めることにします。 さて,前回は「ジアシルグリセロールの発がんプロモーション作用に関する研究(試験A)」(p.15)の説明をしました。この研究と同時期に行われたのが,「ジアシルグリセロール(DAG)の大腸がん促進作用試験(試験B)」(p.18)と「DAG油の中期多臓器発がん性試験(試験C)」