世帯全員がマイナンバーカードを作れば給食費や学用品費は無償、でも作らないと有料—。昨年12月、岡山県備前市が子育て中の保護者あてに、こんな通知を出していたことが分かった。同市は保育園の保育料無償化も、農林水産関係の補助金も同様の条件付けをする方針だ。あくまで任意取得のはずのマイナカードの有無で、市民への給付に差がつくのは問題が大きい。背景には国の強引すぎるカード普及策がありそうだ。(中山岳、山田祐一郎)
一旦決まった「至誠小学校」という名前が白紙に戻った鳥取県倉吉市の新しい小学校の名前について、17日の臨時市議会では原案の「打吹至誠小」を覆し、修正動議として提出された「成徳小」が急転直下、可決されました。 【写真を見る】新校名は急転直下「成徳小学校」で決定 わずか1件応募の校名採用で物議…紆余曲折 議論から外れていた現校名で修正動議 学校名を巡り紆余曲折があったのは、倉吉市の成徳小と灘手小を統合してできる新しい小学校。2022年9月の市議会で条例が可決され、一旦「至誠小」に決まりました。 150件が地元の地名にちなんだ「打吹」で、対して、選ばれた「至誠」の応募はわずか1件でした。 応募の数の多さで決めるわけではないというルールでしたが、150対1がひっくり返った結果を住民団体は疑問視し、4800に及ぶ署名を添えて条例廃止を直接請求し、広田市長は、統合準備委員会の手続の正当性を認めたうえで、
小池知事は少子化対策として、都内に住む0歳から18歳の子ども全員に月5000円程度の給付をすると明らかにしました。 1児の母親 「もらえるのはうれしいので賛成」 18歳以下の子どもへの月額5000円程度の給付。これは、都庁職員への新年の挨拶の中で小池知事が突然打ち出した、いわばサプライズでした。 東京都 小池百合子知事 「私たちは今、静かなる脅威に晒されています。それは少子化です。現状は、もはや一刻の猶予も許されない」 小池知事は少子化に危機感を示したうえで国の対策が不十分だとして、都内の0歳から18歳の子ども全員に、1人月5000円程度の給付をする考えを明らかにしました。 対象となる子どもは都内におよそ190万人います。 2児の母親 「多いに越したことはないが、5000円でもいただけたらありがたい。(Q.何に使う?)そうですね~」 子 「おもちゃ買おうよ!」 2児の母親 「おもちゃは買わ
川崎市の幼稚園で「子供の声がうるさい」と訴える近隣住人との間で騒音を巡るトラブルがあり、国の公害等調整委員会(公調委)が公害調停事件として仲裁し、平成29年に和解が成立していたことが3日、関係者への取材で分かった。総務省によると、幼稚園や保育施設の騒音トラブルが公害調停に発展したのは初めて。また、昨年11月には神戸市の認定こども園でも同様のトラブルがあり、住民側から川崎市に続き全国2例目となる責任裁定の申請があったことが判明した。 子供の声が「騒音」か否かを巡り、地域住民とトラブルになるケースは各地で相次いでおり、長野市では昨年12月に公園の閉鎖が決まったばかり。ただ、住民側が健康被害を訴えて園側に損害賠償を求め、国の公調委が介入するまでこじれるケースは珍しい。こうしたトラブルが続発すれば、幼稚園や保育所は「迷惑施設」とのイメージがさらに定着する恐れもあり、今後議論を呼びそうだ。 関係者に
全国各地から議員が集まり、家庭教育支援条例の制定などが訴えられた「全国地方議員研修会」。参加議員たちの証言からは、会議の運営などで、「世界平和統一家庭連合(旧統一教会)」の友好団体の幹部が動き回る姿が浮かぶ。 昨年4月21日。和歌山県議の1人は、国際勝共連合の県組織幹部に誘われ、和歌山市内の住宅街にある教団施設を訪れた。 教団施設の会議室に通された県議が参加したのは、東京・永田町の参院議員会館とオンラインでつないだ第6回「全国地方議員研修会」だ。 勝共連合県幹部と一緒にパソコンの画面を見ていると、「会議の取り組み」が映し出された。 「全国各自治体において家庭教育支援条例の制定と家庭施策の拡充を目指す」「同性パートナーシップ制度、夫婦別姓、こども基本法の問題点への理解を深める」 いずれも教団側が重視している政策テーマだ。「年1回以上の全国地方研修会を継続し、全国地方議員の連携の場に」という方
「全国地方議員研修会」という名称の会議が2015年以降、国会の議員会館などで6回開かれ、「世界平和統一家庭連合(旧統一教会)」の友好団体の幹部が関わっていたことがわかった。会議には地方議員が100人規模で参加。教団が重視する家庭教育支援条例を各地で制定することが呼びかけられ、参加者の中には地元での条例制定に尽力した議員もいた。 朝日新聞が入手した会議資料では、主催は地方議員で作る「世話人会」と記されている。だが、「代表世話人」の中に教団信者がおり、各県の教団友好団体の幹部が会議の講師役や「代表世話人」を務めるよう議員に要請し、参加も募っていたことが取材で判明した。教団側の地方政界への働き掛けの一端が浮かんだ。 参加した地方議員の政務活動費の収支報告に添付された資料や各議員への取材によると、初回は15年に東京のホテルで、18年の3回目以降は東京・永田町の議員会館で開かれた。 各回のテーマは教
2023年1月1日に放送された討論番組「朝まで生テレビ!」(テレビ朝日系)で、司会の田原総一朗氏が共演者に「スタジオから出て行け!」と激高する一幕があった。 <【実際の写真】共演時の田原氏とたかまつさん> ■「本当は日本は良くなると思ってるの、思ってないの?」 大晦日に放送された「朝まで生テレビ! 元旦スペシャル ~激論!ド~する?! 日本再興2023~」とする約4時間の拡大生放送でのひと幕だ。 司会の田原氏と激論を繰り広げたのは、ジャーナリストとして活動するお笑いタレントのたかまつななさん。「日本は立て直せる?」とするトピックについて、出演者が番組に出演するパネリストらの顔ぶれが長年変わらないことについて問題提起したシーンだ。 田原氏はたかまつさんなど若いパネリストが出演していることについて触れ、「彼らなんて若いじゃない」と発言した。 もっと若い人に発言させるべきとする指摘が上がったとこ
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鉛筆を握れない、椅子に長く座れない…。そんな子どもの小さな変化に、心の大きな傷が隠れている可能性があるという。性暴力を含め、児童虐待の相談に応じ、少年少女の立ち直りを支援している専門家が、暴力から子どもを守り、救うため、周りの大人に気づいてほしい「SOSサイン」について語った。 【画像】性的虐待の加害者の割合 福岡県警の出先機関「少年サポートセンター」のスタッフとして活動する県警少年課課長補佐の安永智美さん(59)は11月26日、「子どもの健やかな成長を願って~幼少期の忘れもの~」と題し飯塚市内で講演した。 「幽体離脱ができるんだよ」 「私は幽体離脱ができるんだよ」。過去に講演した小学校で、こんな感想文を寄せた5年女児がいたという。安永さんは、ある直感が働いた。自分の精神バランスを保つため、「心と体を引き離している可能性がある」と。女児に話を聞いたところ、的中した。 女児はこう打ち明けた。
「明日、家族で出かけるので学校休みます」。家族の自己都合で子供を欠席させる行為は認められるべきか。現役の小学校の教員・松尾英明さんは「どうしてもその日に休みたい必然的な理由があり、欠席した分の授業は家庭でフォローするという前提であれば許されるでしょう。今の時代、保護者も学校ももっと『休み』に寛容になっていい。教員も年休消化のためにもプライベートでの休みを積極的にとるべき」という――。 【写真】松尾英明氏の著書『不親切教師のススメ』(さくら社) 「本日、家の都合で学校を休ませていただきます」 学校には児童・生徒の家庭からこうした連絡が入ることがある。「都合」には、家庭内におけるトラブルもあれば、家族で旅行にでかける、というようケースもある。 これに学校はどう対応したらいいのか。現状、「家族で旅行に出かける」といった理由の欠席は学校から歓迎されない。だが、地方に単身赴任の父親がいて、平日しか休
年収300万円未満の低所得世帯の小学生のうち3人に1人がこの1年、習い事や旅行などの体験活動を何もしていないことが、子ども支援団体が15日に公表した調査で分かった。団体は「『体験の貧困』は将来の職業選択、所得にも影響を及ぼす」として国に対策を求める。(榎本哲也) 調査したのは公益社団法人チャンス・フォー・チルドレン(CFC、東京都墨田区)。生活困窮家庭の子どもに学びや体験の機会を保障する活動をしている。 調査は10月、小学生の子どもがいる全国の保護者2097人にインターネットで実施。スポーツや音楽など定期的な習い事、旅行や動物園など単発での体験の有無を聞いた。「体験格差」に焦点を当てた調査は例がないという。今回は中間報告で、最終報告を来年4月以降にまとめる。
Published 2022/12/12 12:37 (JST) Updated 2022/12/12 13:52 (JST) 相模原市教育委員会は12日、市立大野南中学校の2年生の学年主任が来年度の学級編成に当たり、生活態度などに応じて「無印良品」「反社会」といった不適切な表現で生徒を分類する資料を作っていたと明らかにした。生徒の名前は記載されていなかったが、同校は全校生徒に謝罪した。 市教委によると、資料は教員の間で共有していた。リーダーではないが生活態度などが良い生徒を「無印良品」、問題行動が多い場合は「反社会」、欠席が多く支援を必要とする生徒は「非社会」としていた。 11月30日にクラス担任の教諭が資料を教卓に置き忘れ、生徒が見つけて発覚した。
裾野市の私立さくら保育園で園児を虐待したとして、当時の保育士の女3人が暴行容疑で裾野署に逮捕された事件で、問題発覚後に園が開いた説明会に3人は現れず、手紙による保護者らへの謝罪を促されても「今、この状況でまとまらないので書けない」と拒否していたことが、7日までの保護者らへの取材で分かった。 保護者らによると、3人は先月末から今月初めにかけて同園に通う園児の保護者らを対象に行った説明会に一度も出席しなかった。園長が説明会に出るよう電話をかけたところ、保育士(39)=長泉町上土狩=、保育士(38)=裾野市平松=の両容疑者は「謝罪したい」「申し訳ない」と話したが、説明会への出席は断ったという。保育士(30)=沼津市岡宮=は連絡が取れなかったとした。 その後、他の職員が保育士(30)と連絡が取れたため、説明会に出席しないなら謝罪の手紙を書くよう促したが、断りの返信が届いた。ほか2人の容疑者にも手紙
小学館は12月7日、匿名掲示板「2ちゃんねる」の開設者として知られる「ひろゆき」こと西村博之さんが書いた初の児童書「よのなかの攻略法 学校編」を発売する。小学生が抱える勉強や友達、恋、いじめなどの悩み相談150件以上をひろゆきさんが回答する子ども向けの学習まんが。内容の一部はYouTubeでも公開している。価格は1210円。 書籍では「学校は行かなくてもいい?」「いい大学を目指すべき?」「英語は勉強すべき?」「プログラミングはできないとダメ?」などの疑問に回答しているという。あらすじは「小学生たちの日常にひろゆきがパリから登場。子どもたちの毎日に浮上する問題をズバズバと斬っていく。ひろゆきに感化された子どもたちの命運やいかに……」という内容。まんが部分はフタバマリさんが担当する。
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