私が畠山容疑者に興味を持ったのは、彼女が本をよく読む女だったと知ったからだ。彼女は娘の彩香をファミレスなどに連れて行って一緒に食事をするようなときにも、相手に勝手に食事をさせ、自分は黙って本を読んでいたという。 畠山鈴香は自分が本を読むだけでなく、科学が好きだったという娘にも子供向けの科学雑誌を定期購読にしてやっていたし、本屋で娘が「これ買って」といって本を持ってくれば、それを買ってやっていたそうである。 テレビでは、畠山鈴香が娘を虐待していたことを誇大に触れ回っているけれども、虐待する親が子供の好きな雑誌を定期購読してやるものだろうか。 娘の彩香は大変人なつっこい子で、大人が働いているのを見ると、「おじさん、何しているの?」と自分から話しかけていたという。もし、彼女が母親から虐待されていたとしたら、大人に恐怖感を抱いていたはずで、見知らぬ大人に声をかけるようなことはしないだろう。 では、