ブックマーク / natgeo.nikkeibp.co.jp (13)

  • 見事なヒスイの石仮面を古代マヤの王墓で発見、「闇の時代」に光

    翡翠(ヒスイ)のモザイクでできた小さな仮面。目と歯にはウミギクガイの殻が使われ、嵐の神を表している。紀元350年ごろにチョチキタムに埋葬された王の胸の上に置かれていた。(PHOTOGRAPH BY RUBÉN SALGADO ESCUDERO) チョチキタム遺跡は、中米グアテマラのヤシの木が茂る熱帯雨林の中、落ち葉と石の塊に埋もれた場所にある。これまでほとんど知られていなかったこの遺跡は、考古学的な大発見が起こるような場所にはとても見えないかもしれない。ましてや、長い間、研究者たちを悩ませてきた闇の時代の手がかりが見つかるとは、誰も考えなかったはずだ。 しかし、それが現実になった。この場所で、翡翠(ヒスイ)を組み合わせて作ったミステリアスな仮面が発見されたのだ。これまで知られていなかったマヤの王のものだと考えられている。(参考記事:2024年3月号特集「ベールを脱ぐ古代マヤ」) 調査を率い

    見事なヒスイの石仮面を古代マヤの王墓で発見、「闇の時代」に光
  • 「世界の奇書」の謎と秘密

    屈指の暗号とされる「ボイニッチ手稿」からニュートンが自ら書き写した錬金術の「レシピ」、ネコの足跡がついて話題になった中世のまで、古今東西の「奇書」を集めてみた。

    「世界の奇書」の謎と秘密
  • 第6回 私たちはなぜこんなにも北欧の神話が好きなのか

    これはいわば「マンガ日神話」「マンガ日史」のようなを我々が持っているのと同様のことだと理解する。日でもここまで北欧神話人気が定着しているなら、翻訳のニーズはあるのではないだろうか。 そして、その上で、日の著者ではというと── 「まずは『ヴィンランド・サガ』をお薦めしたいですね。2005年に連載が始まり、今も連載中の21世紀の作品です。あの中にはいろいろな要素が含まれているんですけれども、一番意義深いのは著者の幸村誠先生がとても勉強家であるということです。ちょっと天才だろうなって思います(笑) ご人は英語はそんなにできないっておっしゃるんですけれども、英語のできない人がとてもこれだけの取材はできないってくらい、世界各国から取材をなさっていることは明らかですね。資料だけでも研究者並みにそろえていらっしゃると思います。何よりもかによりも私がナショジオの読者に申し上げたいのは、これは日

    第6回 私たちはなぜこんなにも北欧の神話が好きなのか
    natutoyuuki
    natutoyuuki 2022/01/18
    ラグナロク、ヴィゾフニル、レーヴァテイン、ミョルニル。こんな異世界情緒溢れる言葉を浴びせられてときめかない中学2年生がいるだろうか?
  • 100人が怪死、18世紀フランスを恐怖に陥れた謎の「獣」

    18世紀の版画。1765年、王室の猟師フランソワ・アントワーヌが、人々を襲った「獣」と思われるオオカミを殺しているところ。2カ月後、獣は再び襲撃を開始し、フランスを恐怖に陥れた。(AKG/ALBUM) 1764年のある日、フランス中南部ジェヴォーダン地方の森で、少女の遺体が発見された。被害者は14歳の羊飼いジャンヌ・ブーレで、オオカミに襲われたと思われる深い傷跡が残されていた。 当時、こうした死は珍しいものではなかった。子どもが一人で羊や牛の世話をすることは多く、オオカミの危険は付き物だった。 ところがその後、ブーレのような遺体が次々に見つかる。大きな傷を負っていたり、手足がバラバラになっていたり、さらには首を切断されたりと、襲った動物が何であれ、それは通常のオオカミよりもはるかに凶暴だった。オオカミ男の仕業だとの噂がささやかれる中、犯人は「獣(la bête)」と呼ばれるようになった。

    100人が怪死、18世紀フランスを恐怖に陥れた謎の「獣」
  • 200日間も巨星を隠した謎の物体、正体いまだ不明

    2012年前半に姿を消していた恒星VVV-WIT-08の想像図。(ILLUSTRATION BY AMANDA SMITH) 恒星が短い周期で明るくなったり暗くなったりすることはあるが、突然消えてしまうことはない。だから、はるか彼方の巨星が約200日にわたって見えなくなった現象は天文学者たちを驚かせた。 それからおよそ10年、天文学者たちはさまざまな可能性を検討してきた結果を、2021年6月11日付けで学術誌「王立天文学会月報」で報告した。 論文では、恒星のすぐ近くにブラックホールがあって、その周囲を円盤状の暗い物質が公転しているという説や、塵に覆われた未発見の伴星があるという説など、現時点で可能性が残っているいくつかの仮説が提案されている。しかし、星の光がほぼ完全に消えてしまった原因はまだ解明できていない。 遠方の星の光を遮っているものの正体が、問題の恒星よりもはるかに大きな物体であるこ

    200日間も巨星を隠した謎の物体、正体いまだ不明
    natutoyuuki
    natutoyuuki 2021/06/19
    死食だー!
  • 「東のダ・ヴィンチ」12世紀トルコの発明家ジャザリ

    アル=ジャザリの『巧妙な機械装置に関する知識の書』に記されている、水力によってフルートを演奏する自動人形。アル=ジャザリいわく、優しい音色を出して昼寝から起こすよう設計した、遊び心にあふれた「目覚まし時計」だ。トルコ、イスタンブールのトプカプ宮殿博物館所蔵。 (BRIDGEMAN/ACI) 客人にタオルを差し出すからくり人形。ゾウ使いがゾウの頭を30分毎にたたく水時計。プログラム可能な最初の「ロボット」。 これらは12世紀のイスラム世界の発明家イスマイル・アル=ジャザリの驚くべき発明品のほんの一部だ。彼の発明品には、大富豪の遊び道具として作られた豪華で色鮮やかな逸品がある一方、揚水機のように、農家の人々がその後何百年も使うような実用的なものもあった。 王の下で100を超える装置を設計 アル=ジャザリは1136年、現在のトルコ南東部に位置するディヤルバクルでつつましい職人の家に生まれた。当時

    「東のダ・ヴィンチ」12世紀トルコの発明家ジャザリ
  • サメと巨大イカが対決、初の証拠、前代未聞

    カリブ海のバハマ諸島沖を泳ぐヨゴレ。ヨゴレは通常、海面近くで捕するため、今回の発見はいっそう興味深い(記事に登場する個体の写真は次のページに)。(PHOTOGRAPH BY BRIAN J. SKERRY, NAT GEO IMAGE COLLECTION) 米ハワイ諸島沖の深海で、サメが巨大なイカと格闘した。相手はダイオウイカかもしれない。 体長2メートルのヨゴレ(Carcharhinus longimanus)というサメの体表に、巨大な触腕によるゴルフボール大の吸盤の傷跡が残されていたのだ。 これは、ダイオウイカあるいは水深300メートル以上の深海に生息する大型のイカとサメが対決したことを示す、初の科学的な証拠だと研究者たちは言う。 深海へ潜るマッコウクジラとダイオウイカの闘いはよく知られているものの、サメが巨大な頭足類と対決しているという証拠はこれまでなかった。 偶然撮影された写真

    サメと巨大イカが対決、初の証拠、前代未聞
  • 地球にない「熱い氷」初めて構造をとらえた

    イオン氷を形成させる様子を描いたイメージ図。ダイヤモンドの表面に照射した強力なレーザー光線が衝撃波を発生させ、この衝撃波がサンプルの水中を伝わりながら水を圧縮・加熱する。(ILLUSTRATION BY MILLOT, COPPARI, HAMEL, KRAUSS (LLNL)) 南極の海から家庭の冷凍庫まで、地球上にある氷はほぼ同じタイプだが、遠く離れた惑星では極端な温度と圧力によって、奇妙で多様な氷が形成されている。 研究者はこのほど、新しい種類と見られる氷をX線でとらえることに成功した。「超イオン氷」という導電性の高い氷だ。5月8日付けで学術誌『ネイチャー』に発表された論文によると、この氷は、太陽の表面温度の半分ほどの高温と、100万~400万気圧という高圧下で存在する。 「数千度という温度ですが、間違いなくこれは氷の話です」と、研究チームを率いた米ローレンス・リバモア国立研究所の

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    natutoyuuki
    natutoyuuki 2019/05/26
    フラッシュゴードンの熱いあられがついに実用化
  • バウハウス100周年、その軌跡を追う ドイツ

    「2019年、世界のホットな旅先28」第23回。まだ100年の歴史しかないが、美術学校バウハウスの革命的なデザイン運動は、ドイツが国を挙げて盛大なパーティーを催す十分な理由だ。

    バウハウス100周年、その軌跡を追う ドイツ
  • 【動画】ヒョウの姉妹が同じ雄と交尾、珍しい光景

    【動画】ヒョウは縄張りを持ち、単独行動することで知られる。しかし、南アフリカの動物保護区で撮影されたこの動画では、2頭のメスが同じオスと交尾している。(解説は英語です) ヒョウは大部分の時間を単独で過ごし、ほかの個体と何かを共有することはほとんどないと考えられている。縄張りや餌はもちろん、交尾の相手も例外ではない。ところが、南アフリカの動物保護区で、ヒョウのオスが2頭のメスと交尾している姿が動画に収められた。 ネコ科動物の保護団体「パンセラ」の研究者で、最高保護責任者を務めるルーク・ハンター氏は「とても珍しい光景です」と感想を述べている。「2頭のオスが発情期のメスヒョウと交尾する姿を見たことはありますが、その逆は知りません」 この異常な光景が目撃されたのは、クルーガー国立公園に隣接するロンドロジー動物保護区。ガイドたちは一帯に暮らすヒョウをすべて把握しており、2頭のメスは3歳違いの姉妹だと

    【動画】ヒョウの姉妹が同じ雄と交尾、珍しい光景
    natutoyuuki
    natutoyuuki 2018/07/03
    ナショナル2デュオ
  • 発見! 軽やかに踊る新種の極楽鳥

    極楽鳥の中には地上で最も黒い羽毛を持つ種がいる。今回発見された新種もその一つだ。オスがメスに求愛するときには、首のまわりの飾り羽を広げ、小走りで半円を描いてダンスする。(PHOTOGRAPH BY TIM LAMAN) 「極楽鳥」として知られるフウチョウ科の鳥の一種、カタカケフウチョウの求愛はかなり変わっている。オスが首のまわりの漆黒の飾り羽をいっぱいに広げると、鮮やかな青色をした胸元の飾り羽と、青い目のような模様が現れる。そして求愛のダンスが始まる。メスのまわりで小走りで半円を描き、求愛が受け入れられるまで踊り続けるのだ。 これまでカタカケフウチョウは、43種のフウチョウ科のなかで1種しかいないと考えられていた。しかし、鳥類学者のエドウィン・スコールズ氏と写真家のティム・レイマン氏は、「フォーゲルコップカタカケフウチョウ」を新種とする論文を科学誌『PeerJ』に発表した。 野外調査と博物

    発見! 軽やかに踊る新種の極楽鳥
  • 木星は「壊し屋」だった、太陽系形成過程に新説

    初期の太陽系で起こった惑星同士の衝突(想像図)。太陽の近くを回っていた、木星よりも小さな地球型惑星は粉々に砕けてしまった。(Illustration by NASA/JPL-Caltech) まるで建物を解体する巨大な鉄球のように、数10億年前、木星は内部太陽系(現在、地球や火星といった岩石惑星がある太陽に近いエリア)を大移動し、地球に似た生まれたての惑星を粉々に砕いていたという新説が発表された。 なぜ私たちの太陽系は、他の惑星系と大きく違うのか。3月23日に学術誌「米国科学アカデミー紀要」(Proceedings of the National Academy of Sciences)に掲載された画期的な発見により、この長年の謎の解明に一歩近付けるかもしれない。 少なくともこの銀河系では、地球よりも大きな惑星が恒星のかなり近くを周回しているのが惑星系の標準的な姿らしい。ところが太陽系では

    木星は「壊し屋」だった、太陽系形成過程に新説
    natutoyuuki
    natutoyuuki 2015/03/29
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  • 第40回 「ロシアンティー」にはなぜジャムが入るのか(ベラルーシ後編)

    前回に引き続き、東欧ベラルーシのおやつをご紹介。 探検隊の前に登場したのは、ベラルーシの揚げクッキー「ホヴォロスト」だ。 少し硬めでしっかりした感なので、「かじったときに『ホルスト!』という音がするからこの名前が付いたんですよ」と、ベラルーシの家庭料理を出すお店「ミンスクの台所」のヴィクトリアさんは説明してくれる。 複雑な形をしたクッキーに見えるけど、「作り方は簡単!」と彼女。 薄く伸ばしてひし形に切った生地の真ん中に切れ目を入れ、両端をこの切れ目に入れてくるっとひっくり返す。すると、上の写真のような形が出来上がるというわけ。 少し違うバージョンもあるけど、これが最もポピュラーな形だそうだ。油に入れて揚げると、ぷうっと膨らむ。上から粉砂糖をかければ完成だ。

    第40回 「ロシアンティー」にはなぜジャムが入るのか(ベラルーシ後編)
    natutoyuuki
    natutoyuuki 2012/04/13
    #want #food
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