官房長官などを歴任し、衆院議長を体調不良のため10月に辞任した自民党衆院議員の細田博之(ほそだ・ひろゆき)さんが10日死去した。79歳。通夜は14日午後6時、葬儀は15日午前10時、東京都品川区西五反田5の32の20の桐ケ谷斎場。喪主は長男明伸(あきのぶ)さん。 1944年生まれ。松江市出身。東京大卒業後、通商産業省に入省。衆院議員だった父吉蔵氏の秘書を経て、90年衆院選で旧島根全県区から自民党公認で出馬し初当選。以後、連続当選し、現在11期目だった。衆院島根1区補欠選挙は来年4月に実施される公算が大きい。 2002年に第1次小泉改造内閣で沖縄・北方、科学技術担当相に任命され、初入閣。04年には辞任した福田康夫氏の後任として官房長官に就任した。国対委員長や幹事長などの自民党の要職も歴任した。 14年には自民党最大派閥「清和政策研究会」の会長だった町村信孝氏が衆院議長に就任したのに伴い、後任