関西国際空港を運営する関西エアポートは30日、同空港で働く従業員2人がはしかと診断され、37人が感染の疑いがあると発表した。今のところ、関西空港の一般利用者がはしかに感染したとの情報はないという。 同社によると国際線旅客エリアで接客業務を担当している女性従業員が今月中旬、高熱などの症状を訴えて、はしかと診断され、その後、他の従業員にも症状が広がったという。 症状を発症している従業員の一部も、接客業務に従事していたといい、同社では、ホームページで今月中旬以降に関空を利用した人で発熱や発疹などの症状があれば、医療機関を受診するように呼びかけている。 はしかは高熱や発疹が特徴。空気感染でも広がり、感染力が高く重症化すると、死に至る場合もある。