地方の小さなチームが、日本一に手が届く強豪へと変貌を遂げつつある。 バスケットボール男子Bリーグが佳境を迎える。レギュラーシーズンを終え、年間王者を決めるプレーオフのチャンピオンシップが開幕。上位8チームが争う中で、初出場を果たしたのが1部(B1)西地区2位の島根スサノオマジック。初の日本一を目指し、14日の準々決勝(2戦先勝、松江市総合体育館)で東地区3位のアルバルク東京と対戦する。 かつては報酬の支払いすらままならなかったチームの快進撃。背景には3年前に経営権を取得した大企業「バンダイナムコ」の支えがあった。 今季から島根に加入した安藤誓哉(Bリーグ提供)■島根の市民チームとして参入 2部行ったり来たり 地元のバスケット愛好者による草の根活動がきっかけで、市民チームとして10年よりプロリーグに参入。以前のプロリーグのbjリーグを経て、Bリーグ加入後も1度も上位争いに絡んだことがないどこ