イノベーション イノベーションを起こすためのスキルを習得し、業務に活かす方法を学びます。
もう他人事ではいられないRPAの絶大なる効果 昨日のエントリー、富士通の早期退職/ジョブ再配置に関する記事の反響はとても大きく、社会全体で仕事とは何かを見つめなおす契機ともなりそうだと思いました。 一方で、もう一つ気になるニュースを見かけました。 it.impressbm.co.jp 横浜市、NTT、NTTデータ、クニエのは2019年3月18日、RPA(ロボットによる業務自動化)の有効性を検証する共同実験の結果報告書を公表した。報告によると、RPAを試験導入した事務で、平均84.9%、最大99.1%の作業時間削減効果を確認した。横浜市は、共同実験の成果を踏まえ、RPAの本格導入に向けて引き続き検証を進める。 99.1%が削減ということは、その仕事って「まぼろし」だったのではないかと思うほどです。その業務を定常的に実施していた職員は確実にいるわけで、「RPAによる人減らし」は、破壊的な威力を
表題の通り、数年勤めたソニー株式会社を退職しました。 個別具体の退職理由はいろいろあってそれらは後述しますが、退職を決めた基本的な理由は、個人的なキャリアパスの設計と会社の方針のミスマッチ、労働観のミスマッチ、技術投資の考え方のミスマッチの三点に集約できると思っています。 キャリアパスの設計と会社の方針のミスマッチ私はソニーでソフトウェアエンジニアとして働いていました。 ソフトウェアエンジニア(を目指す人間)にとってソニーと言えば、"自由闊達な理想工場"、エンジニアが自由に活躍できる会社、日本のメーカーなのにソフトウェアもちゃんとつくれる会社、などのイメージがあるかと思います。私もそう思っていました。 実際会社は説明会などでそういった説明をしましたし、そういったイメージを前提に私はソニーを選び、「エンジニアとしてプロフェッショナルになる。品質が高く、お客の求める体験を作り出せる人間になる」
転職するたびにブログ記事を書く必要はないと思いつつ、入社エントリがあったのだから退社エントリもないとダメだろうという自分の中の律儀さに応えるために、なんらか書いてみます。 Facebookには4年前、2012年4月16日に入社しました。Ad Operationという役職でしたが、研修中にMedia Solutionsへチーム名が変わりました。2013年12月にはClient Solutionsに再度変更。「名前が変わってもやることは変わらない」というのはよくある話ですが、実際には会社がすさまじい勢いで大きくなる中で、名前より早くやることが変わっていく状態でした。2014年9月にはそのままClient Solutionsチームのマネージャーになりました。 2015年6月にMarketing Scienceというチームに移籍、Instagramの担当となりました。2016年からはInstagr
ちょっと大人数で行うプロジェクトに参加したことがある人なら、WBS (ワークブレークダウンストラクチャー) を目にしたことがあるだろう。 日本語だと作業分解構成と説明されることが多い。Work(作業) Breakdown(分解) Structure(構造) というわけだ。日本語の説明では、そういう説明が主流のようだ。 でも、WBS の Work は実は作業ではない。 WBS を定義した標準の最新版MIL-STD-881Cを見てみると、"A product-oriented family tree composed of hardware, software, services, data, and facilities." 「WBS の定義は、ハードウェア、ソフトウェア、サービス、データ、設備などからなる成果物指向の分解ツリーである。」 ここでいう Work は、成果物のことだ。Workb
なぜ世のITエンジニア向けの求人は、こんなにもイケてないのか私は今でもエンジニアなのか非常に微妙な立ち位置なのですが、つい最近までまちがいなくエンジニアだった人間の感覚として、世のITエンジニア向けの求人のほとんどが非常にイケてないなあと感じており、その状況を憂慮するものであります。なぜこんなにイケてないエンジニア向けの求人が世の中に氾濫しているのかというと、それは今の日本で一般的な求人票の作り方のスタイルに問題があるというか、時代に合わなくなってきているせいではないでしょうか。一般的な求人票の作成プロセスは、人事担当の人が業者に依頼すると、そこのスタッフがカメラマンを連れてきていい感じの写真を撮ってくれ、さらにインタビューに答えるとライターが美辞麗句を散りばめられた雑誌の記事感覚の文章を書いてくれ、見栄えのいいページが一丁上がりといった流れになっています。 企業によっては「ウチの○○君を
これまでに少なくとも何回か、もう少しで仕事を辞めそうになったことがある人は手を挙げて欲しい。遠慮しなくていい。IT業界が、世の中でもっともストレスが高い業界の1つであることは、誰もが知っている。そして残念ながら、大学では日々を切り抜ける術を教えてはくれない。この記事では、愛するIT業界のキャリアを離れる決断をする理由になり得る要因について考えてみよう。 1.ストレス IT業界の仕事など楽なものだなどと言う者がいたら、決して許してはならない。IT分野では、ストレスのない職は珍しい。なにしろ、ITとは災害管理なのだ。顧客やユーザーがわれわれに電話をかけてくるときには、ほぼ間違いなく直ちに対処する必要のある緊急事態だ。そして、その作業に取り組むときには、間違いは許されない。さもなければ、契約や自分のクビを失うことになりかねない。さらに悪いことに、ストレスはほとんど途切れることがない。われわれは常
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