業種によって迷惑客の基準はさまざまだが、その理由は年代によっても変わってくる。果たして若者、オッサン、年寄りのうち、嫌われるのはどの年代なのか? 店員たちの本音に迫った。 ◆不動産屋 安い賃貸から高額マンションや土地の売買まで、扱う金額の幅が広い不動産業。そのなかでもっとも嫌われるのは、安い賃貸を物色に来る若者世代のカップルだとか。 「物件探しというのはある程度経験して知識が身につくもの。だから、オッサンや年寄りは滅多に揉めません。むしろ、経験値の少ない若者はネットで聞きかじった中途半端な知識であれこれ言ってくるから扱いが面倒なんです」(中堅不動産業社員) 特にカップルで物件探しをする若い客は、男性が女性にいいところを見せたいからか、変な知識を披露しがちだという。 「一応客だから顔を立てて話を合わせないといけないのですが、契約事なので間違った認識のままでも困る。うまく顔を潰さない