お題「マイブーム」 「ふふふ……俺様の不意打ちを避けるとは、なかなかやるなニッポン人」 「褒めてくれて嬉しいね、でもちょいと質問がある」 「質問? ほう、なにかね」 「お前、バケモンだろ。ナイラ国は人間をバケモンに変える実験でもしてんのか」 「ふふふ、面白いことを訊くニッポン人だ。この体は断じてバケモノなどではない。これはナイラ国とグールド様への忠誠の証、そして我ら戦士の武器、そして力の証明! ナイラ国が誇る究極の化学力が生み出した、究極の肉体強化薬を注入した究極の肉体なのだ!」 「はっ! 下らねぇ自慢だな、訊いて損したぜ。その調子なら、あっちの吹き矢の野郎も同じ穴のなんとやら、か」 「ニッポン人、死ぬ前に忠告しておこう。今のうちに医者を呼んでおくことだ」 今ここで貴様を八つ裂きにしてやるから、今のうちに医者を呼んでおけ、と、つまりそういうことだ。 「悪ぃな、医者ならもう呼んであるぜ。てめ
お題「マイブーム」 ダメだ。 暗すぎる。 この部屋は照明一つのみの薄暗い部屋だ。 なぜならば、グールドは薄暗い部屋が大好物だからだ。 たとえ透視できても、光がなければ目視できない。 グールドは風呂のときもトイレのときもかかさず電気を消す徹底した暗闇好きである。 徹底的な暗闇好き! 「待ちなさい! あなたたちの思い通りには! 決してならない!」 「ほう? なぜなら? なぁぁぜぇぇなぁぁらぁぁ?」 「食いしん坊のリンセンが駆けつけて、あなたたちを退治するのよ。私だって、本気で能力を使ったらナイラ国なんて簡単に滅ぼせるのよ」 もちろん、国を亡ぼすほどの力を使えばクローナ自身の体が耐えられないのだが。 「ほほう! それは裏を返せば、あなたたちエンギルダ国も簡単に滅ぼせると捉えてよいのかね?」 「どうとでも捉えなさい。あなたたちみたいな戦争マニア、私は大嫌いよ」 「そうか。ならば……」 グールドは自
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く